<国際親善試合:仙台89ERS90-68フォルモサ・ドリーマーズ>◇5日◇宮城・カメイアリーナ仙台
今年も仙台に、熱いシーズンがやってくる。B1仙台89ERSは90-68で快勝、新チームのホーム初陣を飾った。
今季は、昨季にホーム26試合を戦ったゼビオアリーナ仙台の改修に伴い、カメイアリーナ仙台が主戦場となる。15年から、京都での2シーズンを挟み、仙台8シーズン目を迎えるチーム最年長の片岡大晴(38)は「やっぱり、ここで勝ちたい」としみじみ語った。片岡にとってカメイは、たくさんの思い出が詰まった体育館だ。
小さい頃から何度も足を運んできた。「ミニバスの頃から東北大会をやったりだとか、ずっと来ている場所です」と懐かしむ。15年に仙台に加入し、2年目で迎えたBリーグ初年度は、カメイアリーナがメイン。同アリーナで24試合を戦い、8勝16敗と大きく負け越した。「リベンジの思いもあります。育てられた場所なんじゃないかな」。カメイで、うれしさも悔しさも経験してきた。
この日は、プレシーズンで平日のナイトゲームにもかかわらず、4000人を超えるブースターが集まった。片岡や新加入のディクソンジュニア・タリキ(25)がルーズボールに飛び込む姿に会場が沸く。カメイに響く“黄援”に、片岡は「『ああ、これだな』という感覚でした。皆さんと一緒にバスケットができて。すごく声を出してくださったので、『いいなぁ』って」とかみしめた。まだ開幕前。シーズンが始まれば、“大黄援”はさらに熱くなるはずだ。
新熱狂空間の準備は着々と進んでいる。5日の試合で、リボンビジョンがお披露目。照明、演出ともに増強された。10月5、6日の横浜BCとの開幕節からは、西側観客席に6メートル×5メートルのメインビジョンが常設される。新演出を目にした片岡は「フロントの方たちの少しでもお客さんに喜んでもらおうという思いにも、何としても僕らはプレーで応えたい」と決意を新たにした。開幕まで残り1カ月。「『カメイに行きたいな』って思ってもらえるように。本当に魅力的なチームを届けられたら、きっと来たいと思ってもらえる」。チームもアリーナも、どんどん魅力的になっていく。【浜本神威】