バスケットボールB3新潟アルビレックスBBのPG五十嵐圭(44)が、ホーム開幕戦を記録達成で飾る。
5、6日にアオーレ長岡で八王子と対戦。五十嵐は現在、B1(レギュラーシーズン)とB3合計で2996得点を挙げており、3000得点まであと4点に迫る。B1群馬から4季ぶりに復帰した今季最初の本拠戦。ファンへのあいさつ代わりに、節目のシュートを披露する。
もともと記録には関心はない。大台を前にしても「ああ、そうなんだ、という感じ」と笑うが、「自分らしく点を取りに行こうとしているので。それを見てもらえれば」とうなずいた。
5日にコートに立てば、新潟の選手としては当時B1の21年5月10日島根戦以来、1244日ぶりのアオーレ長岡でのプレー。久々のホームを「楽しみ」と心待ちにしながら、同時に「負けられない。2つ勝たないと」と引き締めることも忘れない。開幕のアウェーさいたま戦は1勝1敗。逆転負けした2戦目を「リードされると巻き返せない。まだ力がない」と厳しい目で振り返る。それだけに「自分が得点しないと」という思いは強い。
同戦では、1戦目に16点、2戦目に12点をマーク。「どこで何をしてくるのか、B1とは感覚が違う」と、B3のゲーム展開に戸惑いを感じながらも2桁得点を挙げ、存在感を示した。八王子戦も、得意の3点シュートだけでなく、ドライブからのレイアップなど、がむしゃらに攻めていくつもりだ。
練習前に企業回りをする日もあるベテラン。「これも自分の役目。やりたかったこと」と、糸満盛人社長(59)とともにスーツ姿でスポンサー獲得にいそしむ。2年連続で降格したチームの立て直しのためには何でもやる-。節目の3000点突破も“名刺”代わりだ。【斎藤慎一郎】
◆Bリーグ通算得点 1位はB1三河のダバンテ・ガードナー(33)で9815点。ガードナーは16年から3季、新潟に在籍。17、18年と三河に移籍した19年にリーグ得点王に輝いた。2位はニック・ファジーカス(元B1川崎)の9552点。日本人選手のトップは3位のB1千葉Jの富樫勇樹(31)で6365点。
◆五十嵐圭(いがらし・けい)1980年(昭55)5月7日生まれ、新潟・上越市出身。直江津東中から北陸高(福井)に進み、中大へ進学。卒業後は日立に入社。06年に日本代表として世界選手権出場。09年はトヨタ、10年から三菱電機名古屋に所属。16年のBリーグ開幕時に新潟に移籍。18-19年はレギュラーシーズン59試合に出場しB1中地区初優勝に貢献。21-22年に群馬に移籍。23-24年はB1で24試合出場。ポジションはPG。180センチ、73キロ。背番号7。
○…五十嵐と同じくチームのために動いているのがPFファイ・パプ月瑠(むーる、37)だ。今週の練習からコート上で通訳を担当。「チームの役に立つなら。これも仕事」と鵜沢監督の指示のほか、外国籍選手と日本人選手の意思疎通をサポートする。セネガルから延岡学園(宮崎)に入学し21年間、日本暮らし。15年には日本国籍を取得した。鵜沢監督は「試合でも守備で頑張ってくれている」と評し、もちろんプレーでも、チームの勝利に貢献する。