【羽生結弦さん】全国ツアー千秋楽<前半>64分間ノンストップで7演目「バラ1」完璧4回転2本

単独アイスショーの全国ツアー「Echoes of Life」の千秋楽公演で熱演する羽生結弦さん(C)Echoes of Life Official

フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者、プロ転向3年目の羽生結弦さん(30)が9日、千葉・ららアリーナ東京ベイで単独アイスショーの全国ツアー「Echoes of Life」の千秋楽公演を迎えた。

この日も新曲「First Pulse」で幕を開け「産声~めぐり」や「Utai 4」を披露。約1~2分の5曲を1演目に編んだ「ピアノコレクション」も、わずかなインターバルで演じ切って見せた。

代名詞のショートプログラム(SP)曲「バラード第1番」は、試合さながらの緊迫感で舞った。冒頭の4回転サルコーから、カウンターのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を美しく成功。“演技後半”に4回転-3回転の連続トーループを決めると、普段はバスケットボールB1千葉ジェッツの本拠が、湧き上がる大歓声に包まれた。

「いのち」「わたし」「音」「再生」などをテーマに、哲学的な仮想世界に生を受けた主人公「VGH-257 Nova」が成長するストーリーを演じた。

リアルな呼吸や氷上のブレード(刃)音も効果的に取り入れ、芸術性を高めるため“舞いづらい”ように見える衣装でも、全く感じさせない流麗なステップ、ダンスを見せつけた。

前半は開演から64分間、ノンストップ。30分間の休憩に入り、物語は後半戦へ移っていった。

本公演は、制作総指揮を執る「Yuzuru Hanyu ICE STORY」シリーズの第3弾。「GIFT at東京ドーム」「RE_PRAY TOUR」に続く物語で、昨年12月7日の30歳バースデー、さいたまスーパーアリーナから3都市7公演で独創的な物語をつづってきた。【木下淳】

◆Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd-Echoes of Life-TOUR 人生の旅路や成長をテーマに「命」とは、そして「生きる」ことの本質とは、を問う。過去2作と同様に、演出にはMIKIKO氏を迎えた。さいたまスーパーアリーナで昨年12月7、9、11日、広島グリーンアリーナで今年1月3、5日、ららアリーナ東京ベイで2月7、9日の3都市7公演。全国の映画館等でライブ・ビューイングが行われ、CSテレ朝チャンネルでも独占生中継された。