【柔道】まさか「失神」パリ五輪金の永瀬貴規が一本負け「落ちたのは初めて」復帰戦で1回戦敗退

男子81キロ級1回戦 失神で敗れ、肩を落とす永瀬貴規(撮影・岩下翔太)

<柔道:全日本選抜体重別選手権>◇5日◇1日目◇男女7階級◇福岡国際センター

男子81キロ級の永瀬貴規(31=旭化成)が「失神」で初戦敗退した。2連覇した昨夏のパリ五輪(オリンピック)以来の復帰戦だったが、一本負けを喫した。

1回戦で竹市大祐(JESエレベーター)と対戦。ゴールデンスコアの延長戦の末、送り襟絞めで気を失って敗れた。寝技に持ち込まれ、起き上がることができなかった。

「落ちた(失神した)のは試合では初めて。延長戦に入ってバテてしまった」

潔く負けを認めたが、頂点に立った昨夏から約8カ月ぶりの復帰。「実戦から離れて、感覚の違いは少なからずあった」とも口にした。

ただ、男子の鈴木桂治監督(44)から評価された。「よくぞ出てくれた。今までなら休みを取る選手もいる中、大会に挑戦してくれたことはうれしく思う」。一方で「トップに挑戦してくる選手に勝つことも、チャンピオンの責任。厳しい目で見ると、しっかりと勝ち上がってほしかった。目標が定まってない時のチャンピオンのあり方はすごく難しい。見守るしかない」との思いも託されていた。【飯岡大暉】