【ジャンプ】雪印メグミルク初女子選手・一戸くる実「ワクワクとうれしい気持ち」26年五輪目指す

雪印メグミルク入りしたジャンプ女子の一戸(撮影・保坂果那)

ノルディックスキー・ジャンプの雪印メグミルクに、初の女子選手が誕生した。2、3月に行われた世界選手権代表の一戸くる実(20)が10日、札幌市内で加入会見を行った。新シーズンから監督に就任した14年ソチ五輪団体銅メダリストの伊東大貴氏(39)率いる名門チームから、26年ミラノ・コルティナ五輪での初出場を目指す。

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46年の創部以来初めて女子選手として加入した一戸の目は、期待で輝いていた。06年トリノ五輪出場の父、剛氏(48)と二人三脚で歩んできたジャンプ人生の転換期を迎えた。初出場を目指すミラノ・コルティナ五輪シーズンに新天地での挑戦。「ワクワクとうれしい気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。

24-25年シーズン通してW杯遠征メンバーとして海外遠征したホープに、白羽の矢が立った。「男女で世界で勝てるチームづくりをしていきたい」と話す伊東監督らから歓迎される。小学5年から父の指導しか受けてこなかった。親元を離れて1人暮らしするのも初めて。覚悟が必要な決断だったが「夢に一番近づける場所だと思ったから」。88年カルガリー大会から途切れることなくオリンピアンを輩出してきた伝統あるチームで、さらに成長する。

170センチの長身からダイナミックな飛躍を繰り出すのが特長。現在の課題は、後半の伸びが足りない空中。今後は男子選手に混ざって切磋琢磨(せっさたくま)して練習する。「技術を一番近くで盗んで、一緒にやっていけるということが楽しみ」と心待ちにする。

五輪まで1年を切った。2月にW杯初のトップ10入りも果たし、世界で勝負できる立ち位置に浮上している。「W杯でも成績を残し、自信をつけて迎えるべき場所」という4年に1度の大舞台へ、最大4枠の五輪代表に食い込んでみせる。【保坂果那】

◆一戸くる実(いちのへ・くるみ)2004年(平16)6月20日生まれ、千葉県千葉市出身。子ども時代は空手やフィギュアスケートに取り組んだ。千葉検見川小5年からジャンプを始める。千葉花園中3年で全国中学優勝。N高から23年早大人間科学部eスクール入学。23年1月から25年3月までCHINTAI所属。W杯は23年1月蔵王大会で初出場し、個人通算34戦出場、最高は10位。家族は両親と妹、弟。170センチ、57キロ。雪印メグミルクの好きな商品はヨーグルト「牧場の朝」。