【ラグビー】リーチ・マイケル自虐「一生忘れられない試合」150試合目は完敗 仲間が語る素顔

静岡戦でリーグ通算150試合出場を果たしたBL東京リーチ・マイケル(右)はトッド・ブラックアダー・ヘッドコーチ(左)と写真に納まる(撮影・松本航)

<ラグビー・リーグワン1部:静岡56-26BL東京>◇第15節◇12日◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆1万97人

2連覇を目指す東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)NO8で、日本代表としてW杯4大会出場のリーチ・マイケル(36)が、前身のトップリーグを含めて通算150試合出場を果たした。

チームは静岡ブルーレヴズ(静岡)を相手に前半で0-26と主導権を握られ、計8トライを献上して2位転落。自身は12-56の後半34分にトライを挙げるなどフル出場したが、ノーサイドを迎え「一生忘れられない試合です」と笑わせた。

試合前時点でチームは12勝1分け1敗の首位。唯一の敗戦を敵地で喫した静岡相手に、またも苦しんだ。前半20分までに0-19とリードを許し、自慢の攻撃も出足の早い防御にミスが続いた。経験豊富な36歳も「自分たちの強みを消された。アタックが継続できずに相手ボールになって、無理したアタック、ペナルティー…。相手が動いて、自分たちが動く。“動かされている試合”。次はそうならないように頑張りたい」と主将として反省を続けた。

一方、元ニュージーランド代表の世界的SOリッチー・モウンガ(30)は「ラグビーをやっていたら、こういう試合もある。正直、そんなに心配していない」と言い切り、続けて「ここを、もっと聞いてほしい」と自ら話題を切り出した。

「マイケル・リーチの150キャップ。東芝だけでなく、日本ラグビーに本当に多大なポジティブな影響、レガシーを残している選手。『彼のために』というところがありました。勝てなかったけれど、今日はこの後、彼のために(拠点の)府中に帰ってから、しっかりと祝いたいと思います。1人の外国人選手として、日本に来た時に彼がどれだけ温かく迎え入れてくれたか。日本での生活の仕方、どうなじんでいくかを一から教えてくれた。本当に返しきれない恩があります。私を含めて外国人は全員感じているので、そんな彼のために残りを素晴らしい1日にしていきたいです」

来日1年目だった昨季、自身が新型コロナウイルスに罹患(りかん)した際に、自宅へ物資を届けてくれたという。子どもが風邪をひいた時に、誰よりも先に病院を予約してくれたのもリーチ。同じニュージーランドのクライストチャーチで生まれた日本ラグビー界の顔を、モウンガは「本当にいいリーダー。いい人なだけでなく、素晴らしいリーダー」と繰り返した。

チームはすでにプレーオフ進出を決めており、リーグ戦は次節の浦安D-Rocks戦(25日、秩父宮)を含めて3試合を残す。リーチは「次は200(試合出場)を目指して頑張りたい」と決意を示し「負けから学ぶことは多い。プレーオフは負けられないので頑張ります」と前を向いて歩み始めた。【松本航】