<フィギュアスケート:世界国別対抗戦>◇19日◇東京体育館◇女子フリー
カムバックした世界女王が、今季最終戦でも躍動した。
3月の世界選手権を初制覇したアリサ・リュウ(19=米国)が、自己ベストの150・97点をマーク。17日のショートプログラム(SP)に続いてトップに立ち、米国の2大会連続6度目の優勝に大きく貢献した。陽気な性格のリュウは「どの大会もこんな感じだったらいいなと思う。このチームスピリットが大好き。まるで愛に包まれた気分」と団体戦をかみしめた。
最終滑走で登場し、冒頭から全7本のジャンプを成功。3つのスピン、後半のステップシークエンスでも全てで最高難度のレベル4を獲得し、2位のアンバー・グレン(米国)とともにワンツーフィニッシュを飾った。
史上最年少の13歳で全米制覇した“天才少女”。銅メダルだった22年世界選手権後に16歳にして引退を電撃表明したが、3季ぶりに復帰した今季は試合を重ねるごとに完成度を高めてきた。
来季は26年ミラノ・コルティナ五輪が控えるシーズン。かつて跳んでいたトリプルアクセル(3回転半)や4回転の投入は「もちろん考えている」と意欲を見せ「大腿(だいたい)四頭筋を鍛えたい」と笑顔でフィジカル面の強化を誓った。
日本勢は坂本花織(シスメックス)が145・00点で3位、千葉百音(木下アカデミー)が138・52点で5位だった。