【卓球】早田ひな「卓球人生の最後まで特別な存在」伊藤美誠&平野美宇への思い/一問一答〈下〉

ドーハ大会について語る早田(撮影・増田悦実)

卓球の世界選手権個人戦の女子シングルスで8強入りした早田ひな(24=日本生命)が、あらためて“黄金世代”との関係性を口にした。

26日に開催地カタール・ドーハから帰国後、千葉・成田市内で取材対応。伊藤美誠(24=スターツ)とは女子ダブルスで“みまひな”再結成の見通しを示し、平野美宇(25=木下グループ)への思いも明かした。

後半部分の一問一答は以下の通り。

◇   ◇   ◇  

-伊藤選手が女子ダブルスを熱望されていますが、早田選手からはどのように捉えていますか

1回(パリ)オリンピックも経験して、取るべきもの(メダル)は取って、やっぱり結果を求めすぎるのもちょっと違うかなと。24(歳)になって、次に28のロスオリンピックに向けた時に、根本は卓球が楽しいという感覚(を大事にしたい)。“みまひな”で、私は美誠に常に引っ張られてここまで来られたと思っていますけど、やっぱり美誠とダブルスを組んでいる時は、結果をあまり求めていない。もちろん勝ちたいけど「本当に卓球って楽しいんだな」と思ってもらえる。それは2人ともダブルスが好きっていうのもありますし。そういう楽しさも勝負の中に入れていきながら、この4年間頑張っていけたらなと思っています。それを(伊藤と)話し合った時に、私もこの左手の状況(復調過程)なので、パッとダブルスを組んでも今までと同じようにできるっていうのは、なかなか最初は少ないと思うんですけど「ひなと組みたい!」っていう熱がすごすぎて(笑い)。もちろん私も熱はあったんですけど、それ以上にすごかったので、逆にいうと「美誠なら、それも受け入れてくれるかな」と思ったので、今後そういう機会があったら、出ていきたいと思います。

-WTTで機会があれば…という形ですか

そうですね。

-そういった話は、どのあたりの時期にされましたか

最近ですね。エントリーも含めて「WTTは今後どれに出て…」と。2人ともポイントを全然持っていないので、出るとなった時は小さい大会からになりますし、出る選手が多いとポイント順になるので、エントリーしても出られない可能性もあるんですけど、そこを2人で「この試合に出るかどうか」を聞いて…という形でした。世界選手権はありましたが、世界選手権後の話として、話していっていた感じはありました。

-シングルスに集中してやるよりも、卓球に対するアプローチが変わりますか

そうですね。やっぱりああやって(28年ロサンゼルス)オリンピックの種目に混合団体とか、女子ダブルスが入ってきたことによって、私としては、他の方からどう思われているか分からないですけど、私はダブルスの種目はすごく好きですし、やっぱり人に合わせるのは得意な方なので。そうやって2人で一緒に頑張るというのは、昔からどちらかというと「一緒に頑張っていきたい」みたいなタイプだったので、それが自分が(五輪代表に)選ばれる可能性があるのであれば、全力で頑張りたいです。私の場合はシングルスだけじゃなくてダブルスがあることで、自分のシングルスの幅が増えていくとすごく思っているので、もし可能性がなかったとしても、自分の卓球の幅を広げるために、ダブルスは出ていきたいと思っています。

-今回、伊藤選手が王芸迪選手に勝ってメダル。「2年前(23年ダーバン大会)に早田選手がやった(勝った)おかげ」と言っていましたが、聞いていますか

直接言われたので(笑い)。「ひなのおかげだよ~」って言われて「そうかもね~」って言っていたんですけど(笑い)。今回美誠が(メダルを)取ったことで、2017年にひらみう(平野)が取って、2023年に私が取って、美誠が今回取って、やっぱりなんかその3人が常に刺激をし合っていて、もちろん尊敬する気持ちはありつつも「同い年の2人どちらかができたから、私もできるはず」と、どこかでみんな思っていて。それが本当に原動力だったり「絶対に勝てる」とか、目に見えない気持ちの強さにつながっていたら、私自身もうれしいですし、逆に言うと、私もその2人にパワーをもらって、ここまでこられています。今後もそうやって3人で頑張っていくんじゃないかなと思っているので、今回、平野選手もああいった形(2回戦敗退)になってしまいましたが、それって3人がそれぞれ苦労していて、オリンピックも経験してメダルも取って、3人にしか分からないことがあるからこそ、伝えることもできるし、逆に伝えてもらうこともできるので。あの2人は私の中で、卓球人生の中で最後まで特別な存在だろうなと思っています。

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