【バスケ】「明らかにダメな時は降格」Bリーグ島田慎二チェアマン“すり抜け“に強烈けん制

Bリーグ島田慎二チェアマン(2025年5月撮影)

バスケットボール男子Bリーグの島田慎二チェアマン(54)が8日、都内で開いた理事会後に「強いメッセージ」を発信した。

リーグは26-27年シーズンに「B.革新」を行い、トップカテゴリーの「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」は競技成績による昇降格制度を廃止。戦力均衡やクラブの健全経営のためにサラリーキャップ制度を導入する。この日、26-27年シーズンの為替レートが149・65点(24年7月1日~25年6月30日の為替レートの終値平均)と発表されたタイミングで、あえてはっきりと言葉を発した。

「大前提はサラリーキャップのルールを順守する。知恵を絞ってルールをせん脱、こっそり逃れる…。ルールをすり抜けるのが横行したら、絵に描いた餅になる。フェアではない。うまくすりぬけることをすることに対しては、前回の実行委員会でも全クラブに『厳しくいくぞ』と言った。この場で『強めに話します』とも宣言しています。オーナーに対しても、明確にメッセージを伝えたい。明らかにダメな時は、降格させることも考えている」

「Bプレミア」のサラリーキャップは上限8億円、下限額5億円(ともに消費税別、その他税込み)で設定されている。“すり抜け”の具体例に関しても、イメージについて言及した。

「プロモーションでオーナーがCMに起用したとします。CM料、イベント出演料は(サラリーキャップの)外。サラリーキャップはバスケット選手の報酬です。例えばA選手が1億円のサラリーレベルだったとします。サラリーが1000万円、オーナーからCMで9000万円をもらっていたみたいな話。9000万円の価値があるイベントなのか、仕事なのか、となる。それはサラリーキャップのコントロール(すり抜け)。怪しいものは支払調書、確定申告を見に行く。『本当にそうですか?』までやります。極端なものは追いにいきます。1億円の選手が1億円の報酬で、CMでも1億円のギャラは『良かったね』となる。ただ選手のギャラが低いのに、そっちが極端に高かったら『違うよね』となります」

他にも選手家族への支払い、選手個人の会社への支払いなどがイメージされるという。島田チェアマンはすり抜けに関して「『やったらこうなるよ』と明確に示していないからこそ、起こり得るリスク。そうならないためにも、強いメッセージでけん制する必要がある」と説き「関与する可能性が高いのはオーナー。文書等々でも通達します。Bリーグのオーナーも上場企業がとるようになってきている中で、当然コンプライアンス上、Bリーグの規約を明確に伝え、それを逸脱することに加担したとなれば、一般企業としても相当なダメージになる。そこまでプレッシャーをかけることを宣言し、今日、皆さんにお伝えしたい。内々にはクラブにも、オーナーにも、GMにも伝えます。何かしら、せん脱する可能性がある中で、監視の目、厳しいルールを課すことで、リスクに対するアライメントを尽くして、サラリーキャップの実効性を担保していく」とスタンスを示した。