【オークビル(カナダ)24日(日本時間25日)=藤塚大輔】フィギュアスケート・ペアで3月の世界選手権を制した愛称「りくりゅう」こと三浦璃来(23)木原龍一(32)組(木下グループ)が、拠点の当地で取材に応じ、来年2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)への思いを口にした。木原は22年北京五輪が個人7位だったことを踏まえ「今回は個人戦のメダル獲得を目標に頑張りたい」と力を込めた。
新シーズンの演目について、ショートプログラム(SP)は昨季の「Paint It Black」を継続すると公表した。木原は「自分たちがすごく自信を持っているプログラム。五輪イヤーに新しいものを2曲やるよりは、自分たちの自信があるものをSPでやりたかった。残った時間をフリーに回したい思いがあった」と説明。6月中旬には米ロサンゼルスで振付師のシェイリーン・ボーン氏とともに演目をブラッシュアップし、細部の動きを磨いてきた。
フリーはまだ公表できないというが、振付師は昨季に続いてマリーフランス・デュブレイユ氏に依頼。「自分たちの運命は自分たちで切り開く、今まで切り開いてきた2人のペアのスケート人生を表現したい」と思いを込める。
五輪プレシーズンとなった昨季は、4大陸選手権と世界選手権を2年ぶりに制覇。ミラノ五輪の金メダル候補にも挙げられるが、マルコット・ブルーノ・コーチからは「五輪は7番からのスタートだ」と伝えられている。
木原は「五輪チャンピオンでも、メダリストという立場でもない。ただ追いかけるだけ」と泰然。三浦も「五輪を特別視せず、それまでの試合と同じような感覚で1つ1つの試合に集中して取り組んでいきたい」と意気込んだ。
8月中旬にカナダ・キッチナーで行われる競技会を経て、9月のチャレンジャーシリーズ(CS)木下グループ杯(9月5~7日、大阪)で本格的な今季初戦に臨む予定。三浦は「今季はミスをしても自分たちを許せるように、広い心を持って練習していきたい」と見通した。