【バレー】秋本美空、18歳で異例の海外挑戦「早いうち行った方が経験になる」母愛さんも勧めた

海外挑戦する姫路の秋本は、かわいくポーズ(撮影・浅見桂子)

バレーボール女子日本代表でSVリーグ姫路所属のアタッカー秋本美空(18)が1日、都内で会見し、今年10月に開幕する25-26年はドイツ1部リーグのドレスナーSCへレンタル移籍することを発表した。契約期間はこの日から来年5月末まで。世界選手権(タイ)を終えた9月中に渡欧予定。10代での海外挑戦は異例。同リーグで通算6度の優勝を誇る強豪で、次世代のエース候補が腕を磨く。

   ◇   ◇   ◇

姫路の黒ジャージーに身を包んだ秋本の表情は、半年前に比べて一段と引き締まっていた。ドイツ1部リーグ所属の強豪ドレスナーSCへのレンタル移籍を発表。「代表を通して、もっと世界で通用する選手になりたいという思いが強くなった」と口元を結んだ。今年に入ってから、春高制覇、SVリーグデビュー、シニア代表デビューと、一気に階段を駆け上がってきた新星。「どれだけ通用するか」。新たな舞台で、自らの可能性に挑む。

18歳での海外挑戦は、24歳でイタリアに渡った元日本代表主将の荒木絵里香さんや、22歳で移籍した現キャプテン石川真佑(ノバーラ)を上回る若さで、異例の出来事。姫路には今年1月末に入団したばかりで、リーグ戦は10試合26セットの出場だった。同席した姫路の上原光徳社長からは「日本の宝。『姫路から世界へ』をスローガンに掲げているので、どんどん挑戦していって欲しい」と後押しされた。セリンジャー監督や母で12年ロンドン五輪銅の愛さん(旧姓大友)からは「早いうちに行った方が経験になる」と勧められ、決断した。他の欧州リーグと比べて若手を育成する土壌が整っていることも決め手となり「全てにおいて成長したい」とうなずいた。

185センチのオールラウンダーで、今季は2季ぶりに代表復帰。7月末に閉幕したネーションズリーグ(VNL)では、予選ラウンドで代表初出場を果たすと、通算34得点で4強入りに貢献していた。「五輪で金を取るチームに自分ができるように」と次世代のエース候補。想像だにしない成長曲線を描く。【勝部晃多】

◆秋本美空(あきもと・みく)2006年(平18)8月18日生まれ、神奈川県出身。小2で競技を始め、東京・共栄学園中3年時に全日本中学生選抜認定選手。共栄学園高2年時に日本代表登録メンバーに初選出。3年時の25年にエースとして同校19年ぶりの全日本高校選手権(春高バレー)制覇を達成。同年1月末にSVリーグ姫路に加入。2年ぶりに代表に名を連ね、6月のVNL予選ラウンドでシニア代表デビュー。185センチのアウトサイドヒッター。