【複合】渡部暁斗、19年世界選手権団体銅メダル繰り上げに6年「あの時みんなで喜びたかった」

1回目96・5メートルを飛ぶ複合の渡部暁(撮影・保坂果那)

<ノルディックスキー:札幌市長杯宮の森サマージャンプ>◇1日◇札幌市宮の森ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS100メートル)

複合男子で五輪3大会連続メダルの渡部暁斗(37=北野建設)が集大成と位置づける26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンをスタートさせた。今季初戦に臨み、国内のジャンプ選手が集まる中で、複合選手ながら9位に入った。

19年世界選手権(オーストリア)の複合男子団体ノーマルヒルで4位だった日本は銅メダルに繰り上がり、7月29日に都内でメダル授与式が行われた。3位のオーストリアのメンバーによるドーピング違反の判定が6月に出て、同チームが失格となったため。札幌合宿中だった渡部暁はメダル授与式には欠席したが、認定までに6年がかかり、心境は複雑な様子。自身にとっては世界選手権6個目のメダルとなったが「銅メダルになってうれしいって気持ちが半分と、『今更な』って気持ちも半分」と話した。

メンバーの永井秀昭さんとLINEで「繰り上がりましたね」と、やりとりはしたが、「団体戦ってみんなで喜びを分かち合ったりするっていうのは、その日その瞬間にしかできないこと。それを奪われていたというか、それがちょっと悲しい気持ちはある。あの時みんなで喜びたかった」と、率直な思いを口にしていた。