スーパーGT第4戦 1号車au TOM’S GR Supraの坪井翔が逆転で優勝

スーパーGT第4戦レース1のGT500クラスで優勝してガッツポーズする坪井(GTA提供)

<スーパーGT第4戦>◇レース1決勝◇2日◇静岡・富士スピードウェイ

公式戦初のスプリントレースのGT500クラスは、公式予選2位の1号車au TOM’S GR Supraの坪井翔が逆転で優勝した。セーフティーカーが入って再スタートとなった6周目にトップに立ち逃げ切った。開幕戦以来11勝目を挙げた。2位には38号車Keeper CERUMO GR Supraの大湯都史樹、3位に37号車Deloitte Tom’S GR Supraの笹原右京が入った。

坪井は公式予選の失敗を冷静な分析でカバーした。午前の公式予選ではポールポジションが期待されたが「ダサすぎる大失敗」で2位となった。コースどりがうまくいかず、タイヤが温まる前にギリギリの勝負に出たために第1コーナーを曲がりきれず外側の砂利に乗り上げるミス。「確実に0秒3ロスした。10番手以降かなと思ったが、あれで2位を取れるスピードがある。勝てるかなと思った」と気を取り直した。

3時間後に迎えた決勝。当初はじっくり攻めていく作戦だった。ところがポールポジションの大湯の走りを見て考えを変えた。「ウオームアップに苦戦していた」。1周目にセーフティーカーが入り、再スタートとなった6周目。「そこで前に出れば逃げられると思っていた。チャンスと思って仕掛けていった」。狙い通りに抜き去ると、あとは1人旅でチェッカーを受けた。

1人のドライバーが予選と決勝を同日に走り、タイヤ交換や給油の義務はなく、成績により重りを積むサクセスウエートのない今回のスプリントレース。シリーズランク首位の坪井の車には78キロ相当のウエートが乗せられるはずが、今回はハンディなしだった。「メリットしかない。本来なら1、2点取れたらいいレースで10点取れた。軽くてストレスなく、レースしてるなという感覚があった」。

レース条件を生かしてシリーズ王者争いのリードを広げたが、ポールポジションで得られるポイントは逃した。明日のレース2を走る山下健太に「しっかり取ってくれることを期待しています」と完全優勝を託した。