【卓球】「そろそろ限界です」張本智和がTリーグ独自ルールに私見「普通の試合がしたい」/全文

卓球男子の張本智和(2025年5月7日撮影)

卓球男子で日本勢最高の世界ランク4位につける張本智和(22=トヨタ自動車)が4日、インスタグラムのストーリーズを更新。Tリーグの独自ルールについての思いをつづった。

これまで木下マイスター東京、琉球アスティーダを経て、今季から岡山リベッツでプレーしている。

全文は以下の通り。

WTTとは違う、振れば入るようなボールを使うだとか、

10-10は1本勝負だとか、

最終ゲームは6-6スタートだとか、

チームが2-2になって勝敗を決める1番大事な5番を

1ゲームで決めるとか、

そんなに時間短縮や

ジャイアントキリングが見たいなら

格下はゲームカウント1-0スタート、

格下チームはチームカウント2-2にできれば勝ち、

みたいなもっと極端なルールを作れば良いです。

その方がこっちも割り切れます。

Tリーグに専念してる選手だけでなく、

WTTを軸にプレーしてる僕たちも

みんな生活のために全力でTリーグを戦っています。

過去7シーズン、そんなルールにかなり気を張って戦ってきて

大体の試合は勝てましたが、

それでも勝てる試合を何試合も落としてきました。

その度に頑張って切り替えようとしてきましたが、

そろそろ限界です。

どんなおかしなルールだとしても、

負けたら選手は落ち込みます。

心の中ではそんなはずはないとわかっていても、

負けた事実に落ち込みます。

海外のトップ選手が「日本に来てこんなルールで負けて、

Tリーグにはもう行きたくない」となったら

リーグの未来はありません。

Tリーグを見にきてくれるお客さんに

本当の卓球の試合をお見せしたいです。

そして、お客さんを楽しませることも大切ですが、

それと同じぐらい選手にも配慮があるリーグ

であってほしいです。

何も無理なお願いをしてるわけではないです。

普通の試合がしたいだけです。

思うことはもっとたくさんありますが、

結局言いたいことは1つだけです。

世界最高峰のリーグを作りたいのに、

世界最高峰の選手たちだけに不利なルールでどうするんですか。

Tリーグルールでたまにトップ選手に勝つ

↓

ということはWTTでも勝てると思ってWTTに出る

↓

普通の外国選手に負ける

↓

日本に帰ってきてTリーグでまたたまにトップ選手に勝つ

↓

じゃあ別に良いかと思ってWTTで負けたことを忘れる

Tリーグでトップ選手に勝つことに満足して、

それ以上の努力をしなくなっている。

海外で勝つための努力をしなくなっている。

僕たちがしてきたような血の滲むような練習をして海外で勝つ、

そしてそこから世界ランキングを上げる。

という感覚を今のTリーグルールは潰していると思います。

もしかしたらTリーグルールが本当に苦しめているのは

トップ選手たちではなく、他の選手たちなのかもしれません。