張本智和、Tリーグの仕様に「限界」と苦言「世界最高峰の選手たちだけに不利」独自ルールとは?

張本智和(2025年5月撮影)

卓球男子で日本勢最高の世界ランク4位につける張本智和(22=トヨタ自動車)が、Tリーグの独自ルールについての思いをつづった。

4日、自身のインスタグラムのストーリーズを更新し「過去7シーズン、そんなルールにかなり気を張って戦ってきて大体の試合は勝てましたが、それでも勝てる試合を何試合も落としてきました。その度に頑張って切り替えようとしてきましたが、そろそろ限界です」「本当の卓球の試合をお見せしたいです」などと思いを記した。

Tリーグが採用している主な独自ルールは3点。

〈1〉試合方式

・基本は4試合(シングルス3試合、ダブルス1試合)

・シングルスは5ゲームマッチ、ダブルスは3ゲームマッチ。各試合の最終ゲームは6-6からスタート

・第4試合終了で2-2の場合、ビクトリーマッチ(第5試合)を行う。第5試合は1ゲームマッチ(11ポイント)のみ。出場者はその場で決定。ベンチ入りしている選手が出場可能

・第3試合終了時点で3-0であった場合も、必ず第4試合は実施

・原則としてデュースなし。11点に到達した時点でそのゲームが終了。各試合の最終ゲームやビクトリーマッチは、デュースありで2点差がつくまで争われる

〈2〉年間順位決定方式

・シーズン順位は勝ち点の合計

・勝利で勝ち点3。4-0の場合はさらに1点が加算され、勝ち点4

〈3〉試合時間短縮

・マルチボールシステムを適用。試合前に40球を選球。全試合でそのボールを利用

・各試合の選手の60秒以内の入場。審判員が卓球台の上に設置したタイマーが「0:00」になるまでに、卓球台の主審側サイドエンド上にラケットを置くか、主審にラケットを渡す。違反した場合は警告が与えられ、相手選手に1点。15秒ごとに相手選手へ1点ずつ加算する

◆張本の投稿全文

WTTとは違う、振れば入るようなボールを使うだとか、

10-10は1本勝負だとか、

最終ゲームは6-6スタートだとか、

チームが2-2になって勝敗を決める1番大事な5番を

1ゲームで決めるとか、

そんなに時間短縮や

ジャイアントキリングが見たいなら

格下はゲームカウント1-0スタート、

格下チームはチームカウント2-2にできれば勝ち、

みたいなもっと極端なルールを作れば良いです。

その方がこっちも割り切れます。

Tリーグに専念してる選手だけでなく、

WTTを軸にプレーしてる僕たちも

みんな生活のために全力でTリーグを戦っています。

過去7シーズン、そんなルールにかなり気を張って戦ってきて

大体の試合は勝てましたが、

それでも勝てる試合を何試合も落としてきました。

その度に頑張って切り替えようとしてきましたが、

そろそろ限界です。

どんなおかしなルールだとしても、

負けたら選手は落ち込みます。

心の中ではそんなはずはないとわかっていても、

負けた事実に落ち込みます。

海外のトップ選手が「日本に来てこんなルールで負けて、

Tリーグにはもう行きたくない」となったら

リーグの未来はありません。

Tリーグを見にきてくれるお客さんに

本当の卓球の試合をお見せしたいです。

そして、お客さんを楽しませることも大切ですが、

それと同じぐらい選手にも配慮があるリーグ

であってほしいです。

何も無理なお願いをしてるわけではないです。

普通の試合がしたいだけです。

思うことはもっとたくさんありますが、

結局言いたいことは1つだけです。

世界最高峰のリーグを作りたいのに、

世界最高峰の選手たちだけに不利なルールでどうするんですか。

Tリーグルールでたまにトップ選手に勝つ

ということはWTTでも勝てると思ってWTTに出る

普通の外国選手に負ける

日本に帰ってきてTリーグでまたたまにトップ選手に勝つ

じゃあ別に良いかと思ってWTTで負けたことを忘れる

Tリーグでトップ選手に勝つことに満足して、

それ以上の努力をしなくなっている。

海外で勝つための努力をしなくなっている。

僕たちがしてきたような血の滲むような練習をして海外で勝つ、

そしてそこから世界ランキングを上げる。

という感覚を今のTリーグルールは潰していると思います。

もしかしたらTリーグルールが本当に苦しめているのは

トップ選手たちではなく、他の選手たちなのかもしれません。