<フィギュアスケート:東京夏季競技大会>◇第1日◇23日◇東京・ダイドードリンコアイスアリーナ◇シニア女子ショートプログラム(SP)
26年ミラノ・コルティナ五輪出場を目指す住吉りをん(22=オリエンタルバイオ/明治大)が、順調な滑り出しを見せた。SP70・59点で首位発進。「氷の感触も、体の動きも良かった。気持ち良く滑りきることができた」と声を弾ませた。
ピアノ曲「アルバ・ララバイ」の落ち着いた曲調に調和した、滑らかな滑りで魅了。3本目の3回転フリップの着氷こそやや乱れたものの、安定感のある演技で好調ぶりをうかがわせた。大技4回転トーループを跳ぶことのできる数少ないスケーターだが、今季は演技力やスケーティング技術を評価する演技構成点の向上にも力を入れてきた。「全てが一連の流れになるように1つ1つ途切れさせず、(SPの)2分50秒が流れるようにっていうところを意識してやってきた」と胸を張った。
前日22日まで岩手・盛岡で5日間の合宿に参加。ミスをしたら曲を止める練習で実戦に向けたメンタル強化を図ったほか、フリーに投入する4回転トーループをはじめとしたジャンプの感覚を見直した。「4回転は、この合宿で1日1本必ず降りるというノルマを課してきた。ミス止めも失敗したら号泣するぐらい悔しかったけど、それが今日の自信につながった」と手応えを得た。
フリーは24日に行われる。地方競技会だが、まもなく本格化するシーズンに向けた貴重な実戦機会。「(4回転を)どういう心境で跳ぶのか、どのぐらいの感触で跳べたのかも明日の確認事項になる」。来年2月の夢舞台へ、全てを財産にしていく。