【フィギュア】中田璃士「断トツで」2年ぶりファイナル制覇&ジュニアSP歴代最高得点へ自信

中田璃士(2025年8月10日撮影)

フィギュアスケート男子で世界ジュニア選手権王者の中田璃士(16=TOKIOインカラミ)が、“神超え”を誓った。25日、羽田空港に優勝したジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第1戦ラトビア大会(リガ)から帰国。2年ぶりのジュニアGPファイナル制覇に向けて好スタートを切り、「優勝できてよかった」とすがすがしい表情で振り返った。

ショートプログラム(SP)、フリーともに1位で、合計246・94点を記録。SPは88・72点で、国際スケート連盟(ISU)公認大会では自己ベストを更新した。ただ、見据えるのはさらに上の領域。世界選手権3連覇王者で「4回転の神」ことイリア・マリニン(米国)が、22年世界ジュニアで記録した世界歴代最高得点88・99点超えを目指す。今大会はステップシークエンスで満点のレベル4を取り切れておらず、「まだ伸び代がある」と前向き。「取れたら90点はいける」と決意を口にした。

見るのは、前だけではない。今月上旬のサマーカップでは、フリーでミスが相次ぎSP1位からの逆転負け。今大会にはその悔しさを忘れないため、銀メダルを持参した。「ここでやり返してやろうという気持ちが強かった」とリベンジ成功。普段から「毎回思い出せるように」と、自室に成績の悪かった試合の表彰状を飾る世界ジュニア王者は、「敗北」も1つのモチベーションにする。

昨季は2連覇が懸かるジュニアGPファイナルで銅メダルとなり、悔し涙を飲んだ。ジュニア最後の今季は、昨季に比べて曲をかけた通し練習の本数を増やすなど鍛錬を積む。シリーズ計7戦の上位6人が進むファイナルへ、「まずはそこに行ける切符をつかまないといけない。次の試合をしっかりやって、やっぱり(ファイナルで)世界歴代最高のSPのスコアを出して、フリーも断トツで勝って終わりたい」。圧倒的な成績でシーズンを駆け抜ける。【勝部晃多】