【世界バレー】主将石川真佑は安堵の表情「勝てたのは成長につながる」0-2から逆転勝ち

スパイクを打つ石川真佑(C)FIVB          

<バレーボール・世界選手権女子:日本3-2ウクライナ>◇25日◇1次リーグ◇第2戦◇タイ・バンコク

15年ぶりの表彰台を目指す世界ランキング4位の日本が、決勝ラウンド(R)進出へ大きく前進した。同17位のウクライナと対戦し、セットカウント0-2から3セット連取して逆転フルセット勝ち。96年7月のアトランタ五輪以降、29年間対戦のなかった相手に苦しめられながらも、安定した守りから流れを引き寄せた。決勝R進出は、日本時間25日午後10時半開始の試合で、セルビアがカメルーンに勝利で決定する。日本の次戦は27日、1次リーグ最終戦で大会2連覇中のセルビアと対戦する。

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キャプテン石川真佑が安堵(あんど)の表情でメンバー1人1人と抱き合った。欧州の伏兵にセットカウント0-2と追い込まれながらも、そこから3セット連取で逆転勝ち。「勝つことができたのは成長につながる」。苦しい試合を戦い抜いた末に喜びが待っていた。

序盤は高い壁に苦しんだ。第1セット(S)は先にセットポイントを握りながらも、石川が勝負どころでブロックにつかまり逆転で先取を許した。第2セットも自身の被ブロックが、連続失点の起点となった。それでも第3Sの開始前、リベロ小島の「まずはこのセットから。成長できる経験だよ」との呼びかけに奮起。「ミスは反省しないといけないけど、そこからしっかりと切り替えられた」。エースが息を吹き返し、ジュースにもつれ込んだ第4セットは自らの連打で取り返した。

両チーム最多の29得点。「自分が点数を取ってチームを引っ張っていかないといけない。取り切ろうと思って打ち込んだ」と胸を張った。次戦は同大会2連覇中のセルビア。15年ぶりの表彰台を狙う上で倒さないといけない強敵だ。「難しい試合になる。もっと質の良いバレーをして全員で戦いにいく」。逆境をはねのけ、強力な一枚岩になる。

◆世界選手権 男子は1949年、女子は1952年から始まったオリンピック(五輪)に次いで権威ある大会。今大会から2年に1度の開催となり、出場国も24から32チームに拡大。1次リーグでは、4チームずつ8組に分かれて総当たりで対戦し、各組上位2チームが決勝ラウンドに進出。決勝Rは、ラウンド16、準々決勝、準決勝、決勝とノックアウト方式で行われる。