フィギュアスケート女子でジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第2戦トルコ大会(アンカラ)を制した岡万佑子(15=木下アカデミー)が1日、成田空港に帰国した。初の国際大会で頂点に立った同大会を「すごくうれしかったし、すごく学びになった」と笑顔で振り返った。
ショートプログラム(SP)68・03点で2位発進すると、29日のフリーも131・14点で2位。SP、フリーに加え、合計の199・17点でも自己ベストを記録し、GPデビュー戦で総合優勝を飾った。「全力で今できることを最大限に発揮して楽しみたいと思っていた」とにっこり。一方で、フリーに組み込んだ大技トリプルアクセル(3回転半)は失敗に終わり、「悔しい。単発で跳べても曲や試合で降りられないと意味がないので、もっと練習したい」と反省も忘れなかった。
札幌市生まれ。6歳の時に家族と地元のスケート教室に訪れたことがきかっけで競技を始めた。中1の22年に初出場した全日本ノービス選手権Aクラスで銀メダルを獲得し、「もっと成長できる。ジュニアのお姉さんたちに少しでも近づきたい」と火が付いた。中3に進学するタイミングで、「上手な選手がたくさんいるから自分から行きたいと言った」と母とともに京都に移住し、木下アカデミーに加入。現在は北海道の通信制高校星槎国際本部校に籍を置きながら、浜田美栄コーチに師事し島田麻央や千葉百音ら世代のトップ選手たちと研さんを重ねている。移籍して2季目のシーズン。スケーティング技術や3回転半の成功率も向上しており、「少しずつ点数が上がってきて、成長しているなって思う」と実感を込めた。
身長153センチと小柄だが、長い手足を生かした優雅な滑りが持ち味。「『実際に会ったら、ちっちゃいね』って結構言われるんです」とほほえむ。将来の夢はオリンピック(五輪)出場。「みんなを感動する演技ができるようになりたい」とうなずいた。
10月までのシリーズ計7戦の総合成績上位6人が、12月のジュニアGPファイナル(名古屋)に進出する。「2戦目は今回学んだことを生かして、ショートとフリーでノーミス演技をしたい。自己ベストを更新したい」。今月15日に16歳の誕生日を迎える新星が、さらなる記録を重ねていく。【勝部晃多】