【世界バレー】和田由紀子「苦しい場面で自分が」チーム最多27得点、15年ぶりメダル王手貢献

<バレーボール・世界選手権女子:日本3-2オランダ◇3日◇準々決勝◇タイ・バンコク

世界ランキング4位の日本が、15年ぶりに4強進出を決めた。同8位のオランダに3-2で勝利。前試合で大会2連覇中のセルビアを破った強敵にセットカウント1-2から逆転し、15年ぶりのメダル獲得に王手をかけた。アウトサイドヒッター(OH)和田由紀子(23=NEC川崎)がチーム最多27得点とけん引。6日の準決勝では、米国-トルコの勝者と対戦する。

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和田が日本の苦難を何度も救った。セットカウント1-2で迎えた第4セット(S)では、8-10からこの日3本目となるサービスエースを決め、反撃の足掛かりをつくった。

最終第5Sでは5-6からまたもサービスエース。劣勢で輝きを放った。「苦しい場面で自分が点を取り切って、流れを変えたかった。そのために自分ができるアプローチは何かを考えながら、打つことができた」と胸を張った。

髪を金色に染め上げたクールな23歳は、高い志を秘めている。

「世界で勝つためには日本で一番になりたいという目標にとどめていてはいけない。3年後のロサンゼルス五輪では、自分の名前が世界のトッププレーヤーの5人に挙がるようにしたい」。昨夏のパリ五輪で1次リーグ敗退となり「世界を見ることがどれだけ重要かを感じた」と痛感した。

五輪後は視線を世界基準へ引き上げた。日ごろの練習や国内の試合でも、頭には世界のトップ選手を思い浮かべた。

「自分がもし世界と戦っていたらどれくらい通用するかな、と考えるようにした」

その思いの強さが、この日の準々決勝に表れた。チーム最多の27得点。サービスポイントも両チームトップの4本を奪った。

視線を上げた先に、世界の頂も見えてきた。まずは次戦の準決勝で、15年ぶりのメダルを確定させてみせる。

「勝負どころでエースを狙いたい。サーブで日本に流れを持ってきたい」

次も苦しい時こそ、存在感を示す。

【世界バレー】日本女子フルセット激闘制し4強 オランダ下し15年ぶりメダル王手/ライブ詳細