“4度目の正直”なるか下町ボブスレー「最後の1歩に近づいている実感」五輪でイタリア採用検討

下町ボブスレーに乗った黒坂浩太郎委員長(前列左)とイタリアのマニュエル・マカタ監督(後列右から6人目)ら関係者(撮影・松本航)

“4度目の正直”なるか。

東京都大田区の町工場で国産そりを作る「下町ボブスレープロジェクト」が5日、同区内で完成記者会見を開いた。

26年2月に開かれるミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)で、開催国であるイタリア代表が採用を検討中。10月初旬にそり3台が代表チームに引き渡され、以降のコルティナでの試走やW杯転戦などが本番への検討材料となる。プロジェクトは12年に開始となったが、14年ソチ、18年平昌、22年北京では五輪本番で使用されることがなかった。プロジェクトの黒坂浩一郎委員長は「あと1歩で、いつもチャンスを逃してきた。最後の1歩に近づいてきているんじゃないか、と実感があります。今まで協力してくれた下町の町工場の皆さんと一致団結して、最後の時間を楽しんで、最後の1歩を踏み出したいと思います」と力を込めた。

イタリアの男子2人乗りは開催国枠として1チームの五輪参加が確定しており、秋からのW杯など国際大会を経て、最大3チームの派遣を目指している。来日したイタリア代表のマニュエル・マカタ監督は「我々にとって速いそり、戦闘力のあるそりであると信じています」と期待を込め「自国開催で地の利も得ている。メダルを取るのが目標です」と本格化する五輪シーズンを見据えた。【松本航】