【ハンドボール】黒星発進も…ジークスター東京の蔦谷大雅「自分の良さ出そうと」両軍最多8得点

ブレイヴキングス刈谷対ジークスター東京 後半、ゴールを決めるジークスター東京の蔦谷(撮影・足立雅史)

<ハンドボール・リーグH:ブレイヴキングス刈谷33-27ジークスター東京>◇6日◇男子◇第1節◇愛知・ウィングアリーナ刈谷◇観衆1640人

男子で初優勝を目指す昨季3位のジークスター東京が、開幕戦の強豪対決を落とした。前身の日本リーグを含めて5季連続準優勝のブレイヴキングス刈谷に27-33で完敗。13-16で折り返した後半は相手GKとの1対1で得点を積み上げられず、就任3季目の佐藤智仁監督(40)は「詰めの部分が課題。痛い目に何度もあっている。選手たちの甘さに対しては難しい評価になる」と笑顔はなかった。

収穫もあった。日本代表で中大出身の蔦谷大雅が両チーム最多8得点。玉川裕康主将(30)、部井久アダム勇樹副将(26)の24年パリ五輪代表コンビを故障で欠く中、25歳は後半のチャンスや7メートルスローで着実に加点した。従来より短く整えた金髪をなびかせ「思い切り、自分の良さを出そうと思った」とうなずいた。

前日5日は台風15号の影響で、東海道新幹線が一時的に運転を見合わせた。東京からの移動に6時間かかり、前日練習も急きょジムでの軽いトレーニングに切り替えた。選手、スタッフに言い訳をする者はおらず、視線はホーム開幕の富山ドリームス戦(15日、アリーナ立川立飛)に向ける。中核が不在の状況にも、蔦谷は「優勝に向けて1つも落とせない。ホーム戦で必ず勝ちたい」。勝負は始まったばかりだ。【松本航】