<バレーボール・世界選手権女子:日本1-3ルコ>◇6日◇準決勝◇タイ・バンコク
世界ランキング4位の日本が、1978年以来47年ぶりの決勝進出を逃した。同5位のトルコと対戦し、1-3の逆転負け。アタッカーの和田由紀子(23=NEC川崎)がサービスエース2本を含むチーム最多22得点を挙げたが、24年パリ五輪4位の実力国のパワフルな攻守に屈した。7日には、15年ぶりのメダルをかけて3位決定戦に挑む。
◇ ◇ ◇
47年ぶりの決勝は、遠かった。大量リードで幸先良く第1セット(S)を先取しながらも第2、3Sはギアを上げた相手エース、バルガスを前に防戦一方。切り替えて臨んだ第4Sは3度のセットポイントを握りながらも、あと1点が取り切れなかった。自らのスパイクアウトで試合が終わった佐藤は、大粒の涙を流しながら言った。「トスを上げてもらったのに…。もっと決めきれたら楽な展開が作れた」。チーム最多得点の和田も「ブロックがきても、決めきる技術が足りなかった」と肩を落とした。
だが、15年ぶりのメダル獲得へ落ち込んでいる暇はない。主将の石川真佑は毅然(きぜん)とした態度で「まだ終わりじゃない」と言葉に力を込めた。課題だった試合の立ち上がりは改善。この日はサーブで攻める姿勢を貫き、主導権を握ることができた。第4Sもここぞの場面でサーブポイントを奪った。大黒柱は「相手の流れになる場面が多かったが、絶対に私が切って流れをつかもうと思っていた」と手応えも口にした。
今大会初黒星も、自信だけは失わない。トルコ出身のアクバシュ監督を含め、チーム内で飛び交ったのは「自分たちを信じてプレーしよう」という言葉だった。和田は「今までは我慢して追いつけた試合が多かったけど、今日は新しい課題が出た。この試合を通してまたもう1つ強くなれたらいい」。石川も「勝って終える」と誓った。悲願のメダル獲得へ、この敗戦を糧とする。