<ラグビー・アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ(PNC)2025:日本47-21米国>◇6日(日本時間7日)◇1次リーグB組◇米サクラメント
6年ぶり優勝を目指す日本(世界ランク13位)が、2連勝でB組1位通過を決めた。31年W杯開催国の米国(同18位)から敵地で計7トライを挙げ、47-21と快勝。ロックで主将のワーナー・ディアンズ(23=ハリケーンズ)が2トライと気を吐き、7人制で五輪2大会に出場した売り出し中のWTB石田吉平(25=横浜)も後半にトライした。準決勝は14日(日本時間15日)、デンバーでA組2位トンガ(同17位)と戦う。
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締めくくりは、気合を入れたエース候補だった。40-14の後半30分、連続攻撃の最後に右大外の石田がトライを取りきった。7月のウェールズ戦で初キャップ。身長167センチと小柄ながら唯一無二のステップを駆使し、相手の脅威となる存在だ。だが、ハーフタイムにエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)から「なんだ、このパフォーマンスは。やる気ないなら帰れ」と活が入った。代表戦自身初のアウェー。最後に意地を見せ「一貫性を出したい」と勝って反省した。
W杯4大会連続出場中のリーチ・マイケルらが不在の環太平洋6カ国対抗戦。今大会では若き力で局面を打開することを試される。主将2戦目で23歳のディアンズは14-0の前半26分、個のパワーでトライに持ち込み、後半22分にダメ押しの2トライ目を挙げた。24歳のSO李は“超速ラグビー”のかじ取り役となり、ゴールキックは7本中6本成功と安定。ジョーンズHCも「試合の状況、相手に適応していた」と評した。
準決勝ではトンガが待ち受け、4強にはフィジー(世界ランク9位)も駒を進めている。ジョーンズHCは「唯一気に入らないのが(後半38分に許した)最後のトライ。トンガはゴール前で跳ね返さないといけない」と指摘。真価を問われる場は、今後の2試合だ。