【テニス】「生涯ゴールデンスラム」の小田凱人「車いすでない人もできるスポーツとして大会を」

全米オープンで生涯ゴールデンスラムを達成し、帰国した小田凱人(撮影・松本航)

テニスの全米オープン車いすの部で初優勝を飾った小田凱人(ときと、19=東海理化)が、次の夢を掲げた。9日、開催地のニューヨークから羽田空港に帰国。都内で4大大会とパラリンピックを全制覇する「生涯ゴールデンスラム」を祝う記者会見に出席した。スーツ姿で「僕は自分のことを信じられなくなったことは、1度もありません。自分を愛せなくなったこともありません。だから僕は、虹を見られたんだと思います」と偉業をかみしめた。

全米での優勝はテニス選手として「1つの区切りだった」と振り返る。9歳で左股関節に骨肉腫が見つかり、国枝慎吾さんに影響されて車いすテニスを始めた。歴史を学び、過去は車いすが使えないコートも珍しくなかったと知る。日本に向かう飛行機で今後のイメージを膨らませ「(日常生活が)車いすでない人もできるスポーツとして、大会を開きたい。テニスクラブや小学校に車いすをプレゼントして、小学校の1輪車の横に車いすが並んでほしい。10年ぐらいかかるかもしれないけど、これからのスタンダードを作っていきたいです」と言い切った。

年間グランドスラム、サーブの時速200キロなど目標は尽きない。目標と夢を絶やさず、自分にしかできない道を進む。【松本航】