<カーリング五輪最終予選代表決定戦:SC軽井沢5-4コンサドーレ>◇12日◇男子◇稚内市みどりスポーツパーク
コンサドーレがSC軽井沢に3敗目を喫し、26年ミラノ・コルティナ五輪出場が消滅した。3戦先勝方式の代表争いで、負けたら終わりの4戦目で屈した。五輪の道が閉ざされると、歓喜する相手チームを前にぼうぜんとした。次第に選手の目には涙が浮かぶ。フォース清水徹郎(37)は「すごく悔しいです」と声を震わせた。
4-3で迎えた第10エンド(E)は不利な先攻。清水の最終投。ハウス(円)中心を狙ったドローショットはナンバーワンを確保できず、相手に2点を献上して逆転を許した。この日先に行われた3戦目では最後に3得点の逆転勝ちで勢いに乗っていたが、決着を最後の5戦目まで持ち込めず。スキップ阿部晋也(45)は「厳しい状態での最後のショットの選択、残念ながら取りこぼしてしまった複数点のチャンスは、チーム全体で反省しないといけないし、僕ももうちょっといいアプローチがあったんじゃないかなとか」と淡々と話した。
前回の22年北京五輪は、日本代表として最終予選に臨むも、出場枠を逃して届かなかった。当時のメンバーは阿部と清水の2人のみ残り、トライアウトなどで選手を集めた。かつて阿部とチームメートだった98年長野五輪出場の敦賀信人コーチ(47)を23年に招聘(しょうへい)した。阿部は「1人ずつ仲間を増やしていって作ったチームがここまで戦えたことは誇りに思う」と振り返った。
イタリアを目指して歩んだ4年間の挑戦に区切り。45歳の阿部は今後について「何とも言えないけど、いろんな人と話はしなきゃいけないかなと思う。ひとまず26年を目指してきたので、すぐ簡単にこのままやりますっていう風には言えない」と、現役続行は明言せず。ただ「まだ戦えるとは思っている」と付け加えた。チーム最年長はそう言って、会場を後にした。【保坂果那】