【カーリング】「五輪は逃げない」ロコ・ソラーレ吉田知那美、30年五輪を見据える/一問一答

ロコ・ソラーレ対フォルティウス フォルティウスに敗れ、吉田知(右)と涙ながらに抱き合うロコ・ソラーレ藤沢(撮影・前田充)

<カーリング五輪最終予選代表決定戦:フォルティウス7-2ロコ・ソラーレ>◇13日◇女子タイブレーク◇稚内市みどりスポーツパーク

18年平昌五輪銅メダル、22年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが26年ミラノ・コルティナ五輪出場を逃した。タイブレークでフォルティウスに敗れ、敗退した。

試合後はスキップ藤沢五月とサード吉田知那美(ともに34)が涙を流しながら抱き合う姿があった。取材対応中、涙があふれた吉田知に藤沢がティッシュを渡す場面もあった。2人の主な一問一答は次の通り。

-今どんな気持ち?

藤沢 ん~~…まずはチームメートに対して感謝の気持ち、チームメートもそうですし、JDコーチ、小野寺コーチ、マリちゃん(本橋麻里代表理事)だったり、プラス会場に駆けつけてくれたファンのみなさんに対して感謝の気持ちと、やっぱり申し訳ないっていう気持ちがありました。

-観客に手を振っていた。すがすがしい表情に見えた

藤沢 今日の試合で言うと、終始1エンド目からフォルティウスさんのパフォーマンスが高かったので、私たちがどうこうというより、今日はフォルティウスさんのパフォーマンスが素晴らしかったなと思います。

-試合終わった感想は

吉田知 正直なところ、もっと最後まで戦いたかったなという風に思うけど、フォルティウスさんがすごくいいパフォーマンスをしていたので、カーリングなので、誰かが勝って誰かが負けるので、そういった意味では最後まで私たちもよく食らいついて戦えたなという風に思います。

-2人は試合後、非常に長い抱擁があった。どんな言葉を交わした?

(2人で笑いながら)

吉田知 内緒。ふふふ。

藤沢 内緒です。

-今まで一緒にやってきた思いがこみ上げた?

吉田知 そうですね、はい。そうです。ベストバディなので。今回は負けてしまったけど、オリンピックは逃げないので。オリンピックは絶対に4年に1度あるので、目指したかったらいつまでも目指させてもらえるので。今回は行けなかったですけど、オリンピックはいつもそこにあるので、大丈夫だなって思っています。

-2大会メダルを取り、いろんなプレッシャーや声もあった

藤沢 ここまで長くカーリングをさせてもらえているっていう意味では、勝負ごとなので、勝ち負けであったり、勝ち負け以上のことがすごく毎年毎年あって、その度にみんなで転びながらも励まし合いながら、切磋琢磨(せっさたくま)し合いながら過ごした日々であったり、コロナもあった時期もあって、カーリングができない時期もあったり、すごくいろんな環境の中で、ここまで長くこうやって代表をかけて戦うことができてるっていう意味に、本当に改めて感謝する、ここ数年だったかなって思います。

-大会前に「負けられない理由と勝つための理由がある」と話していたが、どんな理由?

藤沢 ちょっとねぇ。ねぇ(吉田知を見る)。

吉田知 内緒。

藤沢 勝てなかったので内緒です。

-今後理由を明かしてくれる?

藤沢 そうですね。あるかもしれない。

-五輪への道はここで終わるが、ロコ・ソラーレはどう向かっていく?

藤沢 ほぉ、そうですね。これでオリンピックの道っていうのは、私たちのミラノ・コルティナオリンピックの道はなくなってはしまったんですけど、本当に次、SC軽井沢クラブさんとフォルティウスさんの試合を、いいパフォーマンスを見せてくれると思うので、勝って代表になったチームをしっかり日本として応援したいなっていう風に思います。ただ、私たちはまだ今シーズン、まずはPCCC、ありがたいことに日本代表として戦わせてもらえる、氷の上に立たせてもらえるっていう機会を与えてもらったので、まずはそこでしっかり自分たちのパフォーマンスを、この大会の反省を生かせるかどうかっていうのが、ここから試されていると思うので、しっかりこの悔しい思いを、まずはPCCCで出したいなって思います。

吉田知 いちロコ・ソラーレのメンバーとして、そしてカーリング選手として考えると、このオリンピックを逃したってことはすごく悔しいことなんですけど、でも1人の人として考えるのであれば、今まで私はソチ、平昌、北京と、オリンピックを出場し続けたことしかなかったので、これで初めて出れなかったっていう経験もすることができたので、人としてこの感じた気持ちだとか、負けるってことがどういうことなのかっていうのを生かしたいなって思っています。

-最後にお互い今、声を掛け合うとしたら?

(2人笑い合う)

藤沢 内緒です。

吉田知 4年後あるので。オリンピックはいつでもあるので。そんなに悲観することないなって正直思っています。やりたい時までできるし、やってる人たちいるし、なんせ(カナダの)ジェニファー・ジョーンズ(47歳で北京五輪出場)やってたし。(2人笑い合う)全然悲観することないなって思います。さっちゃんはこの経験でまたカーリング選手として絶対に強くなったなって思いますし、私も負けないくらい人間として本当に成長したいなって思っています。

【試合詳細】ロコ・ソラーレ涙、五輪消滅 3大会連続出場ならず フォルティウスが勝利>>>