【バスケ】B2復帰の岩手がB1秋田に善戦「開幕につなげていけたら」鈴木裕紀HC/東北カップ

B1秋田対B2岩手 ブースターに感謝をするB2岩手の選手たち(撮影・高橋香奈)

<東北カップ:秋田78-76岩手>◇14日◇準決勝◇盛岡タカヤアリーナ

地元開催のB2岩手ビッグブルズは、今季初戦でB1秋田ノーザンハピネッツに76-78で惜敗した。鈴木裕紀ヘッドコーチ(HC、48)は課題も含め得た手応えを、2季ぶりのB2開幕につなげる。B1仙台89ERSは93-80でB2青森ワッツを下した。B2山形ワイヴァンズは84-76でB2福島ファイヤーボンズに勝利し5位。今日15日、3連覇を狙う仙台と、秋田が決勝で激突する。岩手と青森で3位決定戦を行う。

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互いに譲らぬ展開だった。鈴木HCは「自分たちがプライドを持っているディフェンスを、同じような強みを持っている秋田にぶつけていこう」と選手を奮い立たせコートに送った。第1クオーター(Q)から、ハードなディフェンスから早いテンポのオフェンスを展開。第2Q残り3分17秒でクレイ・マウンス(27)の3点シュートで逆転してからペースを握り44-40で前半を折り返した。だが、後半に「フィジカルに負けて」失速。勝利まであと1歩だったが、手応えも感じ取れる一戦だった。

昨季はB3降格を経験。1年ではい上がりB2に舞い戻った。今季初戦でB1のチーム相手に善戦。「ファーストゲームとして、やろうとしていたことを選手たちは遂行してくれたので、この一戦を3位決定戦と開幕につなげていけたらと思います」と糧にする。

新たな1歩を踏み出した選手たちも存在感を示した。昨季までは特別指定選手で、今季からプロ契約を結んだ山際爽吾(23)は両チーム通じて日本人最多の11得点。「緊張感もあるなかでしたが、自分の通用する部分、足りない部分がはっきりして、でも手応えの方が多かった」と胸を張った。同期加入の中野友都(23)も10得点と躍動。オフの日も練習に励む姿に、山際は刺激を受けている。「自分も負けていられないと刺激し合える関係。彼は岩手でプレーする上で必要不可欠な存在です」。ともに新風を巻き起こしていく。【高橋香奈】

○…秋田は後半の軌道修正が効いた。前田顕蔵HC(43)は4点ビハインドで迎えたハーフタイムに相手の特徴を再確認した。「前半は岩手さんの良さが出た中で我慢できて、後半抑えられたのでよかったです」。岩手開催でもたくさんの秋田ブースターが駆けつけ「アウェー感があった中で、秋田の皆さんがいなければ全く違う流れになっていたと思うので一緒に勝ちきれて良かった」と感謝した。