<カーリング五輪最終予選混合ダブルス代表決定戦:小穴、青木組7-6松村、谷田組>◇28日◇決勝◇第2戦◇北海道稚内市みどりスポーツパーク
小穴桃里(30)青木豪(25)組が26年ミラノ・コルティナ五輪最終予選(12月、カナダ)代表に決まった。松村千秋(32=中部電力)谷田康真(31)組に7-6で勝利し、1次リーグから通算3勝1敗で3戦先勝方式の代表争いを制した。混合ダブルス専任ペアが、同種目で日本勢初の五輪出場を狙う。
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小穴、青木組が三つどもえの代表争いを勝ち抜いた。勝てば代表が決まる戦い。6-6で迎えた後攻の最終第8エンド(E)。相手がラストショットでナンバーワンを確保できず、勝利が決まった。試合後、ライバルの松村と抱き合って健闘をたたえ合った小穴は「一緒に頑張ってきた仲間なので、こんなに勝ってうれしくて…悲しい…」と相手の悔しさに思いをはせ、感極まった。
4人制と掛け持ちで活動するペアもいる中、混合ダブルスでの五輪出場だけを目指し、二人三脚で歩んだ。チーム結成は19年。初採用された2月の冬季アジアで金メダルを獲得し、国内最上位のWCTランキング6位ペアは、春の段階から今大会に向けて練習を積んでいた。「試合数をとにかくこなして、準備してきた」と小穴。戦術面、技術面、体力面において短期決戦を戦い切る自信が、勝利を呼び込んだ。
小穴は22年10月に第1子となる長女を出産した一児の母。妊娠中からJISS(国立スポーツ科学センター)に通い、サポートを受ける。「私が3年間で持ち上げたスクワットの総量は14トンらしいです」と、厳しいトレーニングを乗り越えた。出産前よりもパワーアップしている手応えがある。
代表権獲得は通過点に過ぎない。メガネがトレードマークのペアが目指すのは、五輪舞台。18年平昌五輪から採用された混合ダブルスに、日本勢はまだ出場できていない。12月の最終予選に向けて小穴は「みんなの気持ちを背負ってというよりは、抱きかかえて行きたい」と、敗れた他チームの分も戦う覚悟。代表ユニホームを着て記念撮影すると「暑さでメガネが曇る」と笑いながら、闘志を燃やしていた。【保坂果那】
◆カーリング混合ダブルスの26年ミラノ・コルティナ五輪最終予選 12月にカナダ・ケロウナで開催される。世界選手権で五輪出場枠獲得を逃した日本を含む13チームと、世界ランキングによる3チーム、計16チームによって2枠を争う。日本の世界ランキングは10位で、出場16チーム中2番手。五輪には開催国イタリアを含む世界ランク8位までの出場がすでに決まっている。