<フィギュアスケート:西日本学生選手権>◇19日◇滋賀・木下カンセーアイスアリーナ◇女子7・8級
22年北京五輪出場の河辺愛菜(20=オリエンタルバイオ/中京大)が、女子7・8級で優勝した。フリーのみで行われ、2位に約15点差をつける122・34点をマーク。演技後半のコンビネーションジャンプで最初のフリップが2回転になったものの、大きなミスなくまとめきった。「最近調子が上がってこない状態で不安になることもあったけど、落ち着いてできた」と、復調のきっかけをつかんだ。
昨年の同大会後から、五輪2度出場の実績がある鍵山正和氏の指導を受け始めた。師事を仰いで丸1年となったが、一番に実感するのはスケーティング技術の向上だ。「前までは押して押してっていう感じだったけど、すごく伸びるようになった」とうなずく。繊細な性格からネガティブ思考に陥ることもあるが、恩師から「1個の失敗で悪い方に考えすぎ。自分で悪くしちゃってるよ」と声をかけられ、切り替えられることも多い。「優しくて、自分が焦った時も戻してくれる安心感がすごくある」と、信頼関係を築いてきた。
次戦は自己ベスト更新を目指す東日本選手権(24~26日、茨城・山新スイミングアリーナ)。年末の全日本選手権出場権を獲得できるのは上位3人と枠が少なく、「ホントにやばい。自分のベストの演技をしたら通る自信はあるけど、崩れることだってあるし緊張したらどうなるか…」と本音を吐露する。そんな中で、この日の演技は大きな糧に。「このまま練習を積んで自信を持ってやっていきたい」と力を込めた。
横井きな結(中京大)が、107・72点で2位。腰痛の影響でジャンプの構成を落としたが、2週間後に迫る西日本選手権(滋賀)へ「何も気にすることなく試合を迎えられるようにコンディションを整えたい」と引き締めていた。【勝部晃多】