【フィギュア】25歳坂本花織「これが若手に負けるってやつか」17歳中井亜美GP初Vに素直な思い

エキシビションで演技する坂本(撮影・パオロ ヌッチ)

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会>◇19日(日本時間20日)◇アイスパーク◇エキシビション

【アンジェ(フランス)19日(日本時間20日)=松本航、松本愛香通信員】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦フランス大会が閉幕し、最後の海外GPで女子2位だった坂本花織(25=シスメックス)が新星の台頭を力に変えた。最終日は会場のアイスパーク(アンジェ)でエキシビションに出演。フィナーレでは集合写真の撮影役にもなり「ピンポイントで細かい修正点が見えている。悔しい2位です」と穏やかに振り返った。

自身は合計224・23点をたたき出し、銀メダルだった3月の世界選手権の217・98点を上回った。だが、227・08点でGPデビュー戦優勝を飾ったのが中井亜美(17=TOKIOインカラミ)。8歳下の後輩だ。フリーから一夜明けると「大学生はまだ近いと思っているんですよ。高校生になると『私、そんなにベテラン? これが若手に負けるってやつか。ほぉ~』となった。初めての感覚です」と素直に明かした。

自身も17-18年シーズン、同じ高校2年生がシニア1季目だった。12月の全日本選手権2位で五輪代表2枠に滑り込み、18年平昌大会で6位入賞。過去と重ねて「勢いって、こっちから見たら超こわい」と苦笑いし「(自分に集中する姿勢を)変えたら終わると思っています」と言い切った。

五輪代表切符3枚を目指し、選考レースは12月まで続く。第4戦NHK杯(11月7~9日、大阪)は、シリーズ2戦上位6人のファイナル(12月、名古屋)進出が懸かる。現役ラストシーズン。百戦錬磨の25歳は「自分にしかない経験。そこは負けない」と信じる。