<フィギュアスケート:全日本ペア予選会>◇第1日◇24日◇茨城・山新スイミングアリーナ◇ペア・ショートプログラム(SP)
「ゆなすみ」こと長岡柚奈(20)森口澄士(23)組(木下アカデミー)がミラノ・コルティナ五輪の出場枠を獲得した9月の五輪最終予選以来の実戦に臨み、2組出場のSPで60・88点で首位発進した。
ただ、2人横並びの3回転ループでは森口の着氷が乱れ、長岡が森口に投げられながら跳ぶスロー3回転サルコーで転倒もあった。9月の木下グループ杯の自己ベストを6点近く下回り、森口は「悔しい結果」と受け止めた。
五輪最終予選では合計177・66点で3位となり、ミラノ五輪の日本のペア出場2枠目を獲得。同大会に照準を合わせていただけに、その後は「状態が1度落ちてしまった」という。今は技の精度を見直しながら、状態を戻している最中。長岡は「練習してきたことをどれだけ出せるか、調子が悪い中でどれだけ出せるかを、1つ1つ確認しながらできている」と試合へ臨む過程にうなずいた。
11月にはグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯、第6戦フィンランド大会が控える。目標は昨季のフィンランド大会の6位を超えること。森口は「2人でより高いところを目指している。その目標に届くように頑張って、全日本選手権で五輪代表に選考していただけるようにしたい」と見据え、長岡は「昨年よりも高い順位、点数を目指しているので、しっかり達成できるように、良い練習を日々積んでいければ」と思い描いた。
今年7月に結成した「あゆルカ」こと籠谷歩未(24)本田ルーカス剛史(23)組(木下アカデミー)は初の実戦デビューを飾り、44・34点で2位。2人横並びのサイドバイサイドジャンプでは、基礎点の高い3回転ルッツを決めた。ペア初挑戦の籠谷は「練習してきたことが出せて、すごく安心した」と振り返り、ペア挑戦3季目となる本田は「幸せな気持ちで滑れて、楽しかった」と笑みを浮かべた。【藤塚大輔】