<カーリング五輪最終予選:日本6-5ノルウェー>◇10日(日本時間11日)◇女子プレーオフ◇カナダ・ケロウナ
【ケロウナ(カナダ)=飯岡大暉】女子日本代表(世界ランク5位)フォルティウスのスキップ吉村紗也香(33)が、五輪切符獲得の舞台裏を明かした。
26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)最終予選のプレーオフ(PO)第1戦で強敵ノルウェー(7位)を撃破。念願の五輪出場を決めた。
5-5の第10エンドを後攻で迎えた。相手フォースの2投目が短くなり試合終了。最後の一投を投げずに、五輪行きを決めた。「相手のラストショットが止まる前から、ナンバーワンが確保されたなと。あそこで緊張感が一気にほどけました」とほほ笑んだ。氷上でメンバーやコーチ、スタッフと抱き合い「ほっとした気持ちが一番。そのあとにうれしさがこみ上げてきた」と振り返った。
五輪にあと1勝に迫り、緊張の糸は張り詰めていた。「今日、ここに来る前のご飯は全然のどを通らなくて。一応、とりあえず餅は食べたからいいかと思って」。いつもコーヒーを飲むというが「今日はこれくらいしか飲めなくて…」と、親指と人さし指でわずかな隙間を作りながら笑った。
「自分も緊張していたんだなと思いながら、でも食べなくても死にはしない。睡眠不足では死なないし、みたいな。それを味わえるのも自分たちだけ。楽しみながらやろうと思った」と告白した。
開幕から6連勝でPOに進出。前日にはノルウェーに初黒星を喫していた。「誰1人落ち込んでいなくて。自分たちがしっかりゲームをコントロールできていたので。自分たちのゲームさえできれば、絶対勝てるからとみんなで確認して今日に臨んだ」と雰囲気を明かした。
常呂高時代から挑んで、5度目にしてつかんだ五輪。「出場権を獲得して、オリンピックの舞台でプレーできることが本当に楽しみ。このチームで戦えることをすごく誇りに思っている」と仲間への感謝を口にした。