<フィギュアスケート:世界ジュニア選手権>◇4日(日本時間5日)◇エストニア・タリン◇男子ショートプログラム(SP)
日本男子初の連覇がかかる中田璃士(りお、17=TOKIOインカラミ)が自己ベストの89・51点で首位につけた。ジュニアでは世界歴代最高となる高得点。2位のソ・ミンギュ(韓国)に3・18点差をつけ、08、09年のアダム・リッポン(米国)以来となる大会連覇へ好発進した。
冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を皮切りに、3回転ループ、フリップ-トーループの連続3回転も成功。3つのスピンとステップシークエンスも全て最高難度のレベル4でそろえた。従来のジュニアSPの世界最高得点は22年イリア・マリニン(米国)の88・99点だったが、0・52点更新した。
中田は元フィギュア選手で全日本選手権4度出場の実績がある父・誠人コーチと、英国出身の母のもとに生まれた17歳。これまで23年ジュニアGPファイナル、25年世界ジュニア選手権で2度世界一になっている。今季の全日本ジュニア選手権では歴代最高の255・25点をマーク。シニアも出場する全日本では24年2位、25年4位と2年連続で上位に進出した。
年齢制限によって今年2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の出場資格はなかったが、男子SPとフリーは現地で観戦。来季からシニアに転向する次世代のエース候補は「4年後の五輪でしっかり金メダルを取れるように」と意気込んでいた通り、貫禄の演技を披露してみせた。
蛯原大弥(17=駒場学園高)は81・53点で3位、西野太翔(たいが、16=星槎国際横浜)は81・14点で4位発進。ともに初出場ながら自己ベストをマークした。日本勢が表彰台独占となれば、全種目を通じて史上初となる。
男子フリーは6日(日本時間7日)に行われる。