フィギュアスケートペアで2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)で金メダルを獲得した「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が2日、都内のKONAMI本社(中央区)を訪問し、25年11月発売の「桃太郎電鉄2~あなたの町もきっとある~」で“ガチ対決”を繰り広げた。
2月24日の日本記者クラブでの会見以降、2人そろって登場するのは初めて。木原は「真剣勝負ということで、僕の圧勝でした」と笑顔で明かした。三浦は「普段は2人でゲームをする時は10年でやっているが、今回は3年の設定。2年目まで0円だったので負けてしまった。次は勝ちたい。(巻き返すには)時間が足りなかった」と苦笑いで振り返った。
19年に結成した2人は、試合前にゲームで遊ぶのがリラックス法の1つ。ミラノ五輪期間中は「桃太郎電鉄2」を持ち込んでいた。同作はすごろくで日本全国や世界を巡りながら、各地の物件を購入して総資産を争うゲーム。作品の累計出荷本数が100万本を突破したことを記念し、KONAMI側からの熱烈なオファーもあってりくりゅうペアとの契約を締結した。木原は「りくりゅうとゲームは切り離せないもの。特に『桃鉄』は試合前にプレーさせていただいていたので、2人とも喜んでいました」とオファー時の心境を明かし、三浦も「2人とも跳んで喜んだ。私たちの心の支えになっていたのですごくうれしかった」と歓迎した。
ミラノ大会期間の取材では「桃鉄2」がたびたび話題にあがった。同作は三浦の出身地である兵庫・宝塚も登場し「(目的地に)宝塚が出ないから、ずっとやっています」と没頭し、9歳上の木原は進路を妨害する「うんち」を落として対抗。木原はなかなか勝てなかったようで「桃鉄がちょっとプラン外。僕が勝てない仕様になっています」と冗談交じりに話していた。
2人にとってゲームは、スケートの調子のバロメーターを図るものとなっている。好調だった今季はMLB野球ゲーム「The Show」や料理ゲーム「オーバークック」などで気分転換。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルで3年ぶり2度目の優勝を収めた際は人気カートゲーム「マリオカート」で遊んでいたといい、木原は「(三浦に)ちゃんと勝ってもらって、良い気分でいってもらいました」とゲームが勝因の1つと説いていた。
「りくりゅう」は2度目の五輪となったミラノ大会で日本ペア初の金メダルを獲得。その後は日本への一時帰国を経て練習拠点のカナダへ戻り、明日3日開幕のアイスショー「スターズ・オン・アイス大阪公演」に合わせて再来日した。【藤塚大輔】
◆桃太郎電鉄 88年に初代が発売されたゲーム。すごろくで日本全国や世界を巡る。目的地へのゴールで援助金をもらえ、最も離れた場所にいる人に貧乏神がつく。各地の物件を購入し、総資産を争う。カードを用いて他者の妨害も可能。25年11月発売の「桃太郎電鉄2~あなたの町もきっとある~」は、物件駅数最多で史上最大のボリューム。