【スピードスケート】高木美帆引退会見に平野歩夢がサプライズ登場「同じ競技者として」ねぎらう

引退会見に臨んだ高木美帆(左)は平野から花束を受け取る(撮影・足立雅史)

スピードスケート女子で五輪10個のメダルを獲得した高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が6日、都内で引退会見に臨んだ。

5歳から競技を始め、五輪には初出場を果たした10年バンクーバーから4大会に出場し、夏季を含めて日本女子最多の五輪メダルを獲得した女子スピードスケート界の第一人者。冒頭では、同じ所属先でスノーボード男子ハーフパイプの平野歩夢が、花束を持ってサプライズ登場。はじめにマイクを通さずに二人で会話を交わした後「僕がここに来て良かったのかなというのも正直あるんですけど」と前置きした上で「五輪だったり、TOKIOインカラミのCMの共演だったりでつながってきたなって印象的に覚えているところで。引退を聞いていたので、同じ競技者として理解できないくらい大変なこともあったのかなと、全ては分かりきれないけど感じてまして。これまで競技人生お疲れさまでしたと伝えられたらなと思ってお邪魔させていただきました」とねぎらいの言葉をかけた。

この言葉に対し、高木は「びっくりして頭が真っ白」と驚きを隠せない様子ながら「平野選手と同じ所属先として戦えることは一つの誇りで。その誇りとともに五輪で戦えることは貴重なことでした。競技に挑む姿勢から刺激を受けていて。文字通り死ぬ気で挑まれていて、遠くから見ていて、このままではいけないなと何度も思ったので感謝しています」と、スケジュールを縫って会見に足を運んでくれた平野に対し、感謝を伝えた。

◆高木美帆(たかぎ・みほ)1994年(平6)5月22日、北海道幕別町生まれ。兄、姉の影響で5歳からスケートを始める。日本スピードスケート史上最年少の15歳で10年バンクーバー五輪出場。帯広南商-日体大卒。18年平昌で3個、22年北京で4個、26年ミラノ・コルティナで3個のメダルを獲得し、日本女子で夏冬通じて最多の通算10メダル。19年に1500メートルで1分49秒83の世界記録をマークし、W杯では日本勢最多の38勝。165センチ。