【フィギュア】電撃解散の「りくりゅう」が五輪後に語っていた夢「1人ではなくチームで一緒に」

三浦璃来、木原龍一組(2026年2月撮影)

フィギュアスケートのペア「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、今季限りで現役引退することを17日、SNSで電撃発表した。互いのXやインスタグラムを更新。連名で「この度、三浦璃来・木原龍一は今シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました」と表明した。

苦しい時期の競技継続を支えてくれた人たちに感謝し「困ったときには、いつもそばで手を差し伸べてくださる方々がいました。その一つ一つの支えが、私たちを強くし、ここまで歩んでくる原動力になりました」と記した上で「競技人生には区切りをつけますが、私たちはやり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。これまでのすべてが誇りであり、大切な財産です」とつづった。

引退後は「これからもペアを、日本の皆様にもっと知っていただけるよう、新しいことに2人で挑戦していきます」とペア解消はなく、今後も2人で滑っていくことを約束した。

りくりゅうは五輪後、「日本をペア大国にしたい」と指導者への挑戦を示唆していた。会見で後身育成への興味について質問を受けると、木原は「今まではけがのリスクもあってトライアウトのお手伝いもできなかったけど、可能な限り手伝っていきたいし、タイミングはわからないけど将来的には日本で2人で指導者になることは目標」と思い描き、三浦もこの言葉にうなずいて同調していた。

また、木原はペアの現在について、身長差や技、ペア専用リンクがないことなど、挑戦するためにいくつかの障壁があると主張。その上で「少しでも興味を持っていただけるなら挑戦してほしい」と呼びかけ、「指導者の数がいないことも大きな原因だが、(指導者になることで)その要因を消すことができるかな」と展望を語った。三浦も「木原についていく、助けたい」と説明。この言葉をフォローする形で、木原は「女性のコーチングは三浦選手もわかる、1人ではなくチームで一緒にやっていきたい」と将来を見据えていた。

19年に結成。2022-23年シーズンには、国際スケート連盟(ISU)主催大会を全制覇する「年間グランドスラム」を日本勢で初めて達成した。今季はグランプリ(GP)ファイナルを3年ぶりに制覇。22年北京五輪の日本ペア初入賞7位に続く2度目の五輪となった2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)では、ショートプログラム(SP)5位からフリーで6・90点差を逆転し、現行の採点制度となった06年トリノ大会以降では史上最大の下克上で念願の金メダルを獲得していた。

団体では2大会連続で銀メダルを獲得する原動力になっていた。

未定となっていた今後の去就については、直近のアイスショー「スターズ・オン・アイス(STARS ON ICE)」が開幕した3日、木原が「もう少し考えたい。まだ決まっていないというのが正直なところ」と話すにとどめていた。