4年に1度の宿命か。フィギュアスケートのペア「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が、今季限りで現役引退することを17日、電撃発表した。互いにXを更新。2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)で日本ペア初の金メダルに輝いた2人が、連名で「この度、三浦璃来・木原龍一は今シーズンをもちまして現役を引退することを決断しました」と表明したことで、やはり五輪後が大きな決断時期であることを印象づけた。
4年に1度は長い。ミラノ五輪シーズンを終え、ここまで、世界女王の坂本花織が引退を表明。男子で五輪の銀メダル4個を持つ鍵山優真も来季休養を発表した。昨年末の全日本選手権では樋口新葉や三原舞依らトップスケーターも引退した。
前回22年の北京五輪も、同一年に世界的な発表があった。男子で14年ソチ、18年平昌の両五輪を2連覇した羽生結弦さんが7月19日にプロ転向を表明した。男子アジア初の金メダルに輝いた時は19歳で、幼少時からの夢だったアジア唯一の2連覇を達成。3度目の五輪でも夢を追い、世界初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑んで、新たなステージに上がった。
その後も決断が続く。翌年と翌々年だったものの、アイスダンスの「かなだい」こと村元哉中さん、高橋大輔さん組は23年5月2日に現役引退を発表。翌24年5月9日には、男子で世界選手権2連覇の宇野昌磨さんがSNSで引退を表明した。
同じ10年バンクーバー五輪で銀メダルの浅田真央さんは17年4月10日、平昌五輪の前年にブログで。世界選手権2度優勝の安藤美姫さんは、ソチ五輪前の全日本選手権後に引退を表明した。
06年のトリノ大会で日本初の金メダルを獲得した女子の荒川静香さんも、同年の5月7日に会見。引退を正式表明した。10年バンクーバー五輪で日本男子初の銅メダルをつかんだシングル時代の高橋さんは、完全燃焼した3度目の14年ソチ大会後、同年10月14日に岡山市内で記者会見し、競技会からの引退発表。やはり大半が、五輪イヤーに大きな決断をしてきた。高橋さんは18年に32歳で復帰し、再度のシングルかたアイスダンスに転向して話題も集めた。
りくりゅうペアは19年に結成。2022-23年シーズンには、国際スケート連盟(ISU)主催大会を全制覇する「年間グランドスラム」を日本勢で初めて達成した。今季はグランプリ(GP)ファイナルを3年ぶりに制覇。22年北京五輪の日本ペア初入賞7位に続く2度目の五輪となった2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)では、ショートプログラム(SP)5位からフリーで6・90点差を逆転し、現行の採点制度となった06年トリノ大会以降では史上最大の下克上で念願の金メダルを獲得していた。団体では2大会連続で銀メダルを獲得する原動力となっていた。