【フィギュア】愛弟子りくりゅう引退 コーチのマルコット氏「彼らは夢見たことを全てかなえた」

ミラノ・コルティナ五輪フィギュアスケートのペアで日本勢初の金メダルを獲得し、現役引退を発表した三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)を長年指導したコーチのブルーノ・マルコット氏が17日、共同通信のオンライン取材に応じ「彼らは夢見たことを全てかなえた。キャリアを最高の形で締めくくった」とねぎらった。

2019年夏のペア結成当初から練習拠点のカナダで愛称「りくりゅう」の2人を教え、世界選手権やグランプリ・ファイナル、四大陸選手権などのタイトルも手にしてきた。ともにけがを抱えてきた身体的負担に加え「自ら課すプレッシャーがとてつもなく大きく、精神的に膨大なエネルギーを消耗した」と引退理由を分析した。

今季は五輪まで進退についての話し合いはなかったというが「五輪直後には彼らの気持ちは(引退の方向で)ほぼ固まっていたと思う」と話した。苦楽をともにした、愛弟子2人を「かけがえのない存在」と表現。スピード感にあふれ、質の高い技術を見せ続ける演技を「ペアに変革をもたらした」と称賛した。

日本国内ではペアの競技人口が少ない。三浦も木原も将来的に後進の育成に携わりたい考えで「日本をペア大国にする」新たな夢を持つ。2人の恩師は「彼らがコーチになりたいと思った時、そばにいてサポートすることが私の夢だ」と未来を思い描いた。