フィギュアスケート女子の坂本花織(26=シスメックス)が23日、東京・味の素本社を訪問し、サポートに感謝した。
現役最終年となった今季は体調面の改善を図るため、同社の支援を受けてきた。これまでは体重管理のために食事制限をしてきたが、今季からは「大好きな白ご飯をしっかり食べる」「胃腸を温めてから寝る」「練習前後のアミノバイタル」の3つを徹底。昨季は体調不良の日が年間40日もあったのに対し、今季は「体調を崩したのが1回だけ。毎日元気に頑張れた。この食事に変えて救われた」と好影響があった。
約1カ月の長期滞在となった2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)期間中も、食事面を工夫。「過去2大会の五輪は胃腸炎で救急車で運ばれていた」というが、今大会は野菜たっぷりの鍋などで栄養不足に陥らないようにした。個人と団体でともに銀メダルを獲得し「状況に合わせて食事のサポートをしてくださった」と感謝した。
日本人単独最多4度目の優勝を果たした3月の世界選手権を花道に現役を引退。今後は指導者に転身する。フィギュア界では体重制限を苦痛に感じる女子選手も多いが、現役最終年の経験を教え子に還元するつもりだ。「食事は全然ダメなものではない。しっかり食べて、力をつけて、しっかり練習することによって代謝も上がって、練習の効率もすごく上がる。今までの経験を生かして、後輩たちに伝えていけたらいいなと思います」と語った。