【フィギュア】りくりゅう引退会見、開始3秒で涙「泣かないで~笑」決断理由や今後はプロと語る

フィギュアスケートの世界一ペア「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、都内ホテルで現役引退会見を始めた。冒頭、三浦が「この度は、私たちの…」と切り出すと、開始3秒で木原が涙。「泣かないで泣かないで~」と笑った後、三浦が改めて「結成当初から、たくさんの方々に支えられて走り抜けることができました」と完全燃焼。木原も「皆さま、おはようございます…」で、いきなり声を震わせ「今シーズンをもちまして、引退することを決断いたしました。支えていただいた皆さま、いつもポジティブなブルーノ・コーチをはじめ、本当にありがとうございました。自分自身、特別な力を持っているわけではないんですけど、支えてくださる方がいっぱいいて、ここまで来ることができました」と語った。

引退を決断した理由については、三浦が「今季のはじめから『引退するかも』という気持ちを持ちながらスタートしました。ミラノ五輪ではショートプログラム(SP)で5位になってしまい、その時は悔しくて『あと4年やるか。このままでは終われない』とも話していたんですけど、フリーで全てを出し切ることができたので、やり切った思いがあったので」と説明した。木原も「ミラノで終わりかなと考えていて、一時帰国した際に(木下代表に)いろいろなことをお話しさせていただきました」と3月だったことを明らかにした。

具体的には昨季25年の世界選手権(米ボストン)で2度目の優勝を遂げた後、具体的に今季が「最後になるかもしれない」と話して、伝説のフリープログラム「グラディエーター」を選んだことも「今までは本当のことを言えなかったんですけど」と木原が前置きした上で、明言した。

注目の今後については、木原が「今後はプロとして活動させていただくことを予定しています。ペアとして(日本のファンに国内で直接)お見せする機会が限られていたので、今年中にいろいろなところを回って演技をお見せしたい」と報告した。

2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)では、言葉通りSP5位からフリーで6・90点差を大逆転し、日本ペア初の金メダルを獲得。日本フィギュア界では女子で06年の荒川静香、男子で14年と18年を連覇した羽生結弦に続く偉業となった。

3月の世界選手権を欠場し、今月17日にSNSで引退を表明。「やり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。これまでの全てが誇りであり、大切な財産です」などと連名でつづっていた。

25日には東京・日本橋で開催された冬季五輪・パラリンピックの日本選手団による「応援感謝パレード」に参加。イベント後、今後はプロスケーターとして活動すると、一足先に明言した。結成した19年からカナダ・オークビルを拠点としてきただけに、木原は「現役期間中は日本の観客の前で演技する機会が限られていた。ペアを身近に。来週にはもう少し詳しい話ができるかなと思う」と、この日の会見で詳細を明かす見通しを示していた。【藤塚大輔】