りくりゅう“先生”への思い「資格まで4、5年…時間かかる」引退会見で見通しを語る

引退会見を行う三浦璃来(左)と木原龍一(撮影・野上伸悟)

フィギュアスケートの世界一ペア「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、都内ホテルで現役引退会見を行った。

75媒体から約200人の報道関係者が集まり、約30台のテレビカメラが並んだ中、昨季25年の世界選手権(米ボストン)で2度目の優勝を遂げた後に引退を考えた時系列や、ミラノ大会後に決断した理由、プロ転向について表明。指導者に転身して“先生”になることへの思いを問われると、こう語った。

三浦「引退したら、すぐにコーチになりたいと思っていたんですけど、今年から(数年単位で指導者)資格を取らないといけなくなって。まだまだ学ばないといけないことがたくさんありますし、コーチングには、まだまだ時間がかかるのかなと。私たち、たくさんのコーチがいたんです。メインのブルーノ・コーチ、サブのメーガン・コーチ、アイスダンスのコーチ。その時に、間に入ってくださったコーチがたくさんいたので、技術だけではなく、寄り添える、メンタル面でもサポートできるコーチになっていければ」

木原「しばらくはペアを知っていただく活動をしたと思っています。時間もかかると思いますし、指導の勉強も、資格(インストラクター関係の取得)も4、5年はかかるのではないかなと。その範囲内でできることはしたいし、勉強もしたいと思っています。けがもしてきたので、その経験を生徒たちに伝えていけるように。食事やメンタルのサポートも。今は技術だけでは勝てないので、経験を伝えていきたい」

2月のミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)ではショートプログラム(SP)5位からフリーで6・90点差を大逆転し、日本ペア初の金メダルを獲得。日本フィギュア界では女子で06年の荒川静香、男子で14年と18年を連覇した羽生結弦に続く偉業となった。三浦は「SPの後は『もう4年やるか』とも話したけど、フリーでやり切れた」と完全燃焼したことを明かしていた。

3月の世界選手権を欠場し、今月17日にSNSで引退を表明。「やり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。これまでの全てが誇りであり、大切な財産です」などと連名でつづった。

25日には東京・日本橋で開催された冬季五輪・パラリンピックの日本選手団による「応援感謝パレード」に参加。将来的な指導者転身を視野に、今後はプロスケーターとして活動することを一足先にも明言していた。