りくりゅう、一番印象深い大会は?「世界に通用する」「これが積み重ね」別々の試合挙げる

引退会見を行う三浦璃来(左)と木原龍一(撮影・野上伸悟)

フィギュアスケートの世界一ペア「りくりゅう」こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、都内のホテルで現役引退会見に臨み、最も印象に残っている演技や出来事について語った。

三浦は、結成した2019年のグランプリ(GP)シリーズNHK杯を挙げた。「(当時は)ミニマムスコアを海外で取る選択肢もあった中で、コーチから『練習を積んでNHK杯で一発で取ろう』と言っていただいた」と振り返り、「3カ月で4大陸選手権だけではなく、世界選手権のミニマムをクリアできた。日本人同士でも世界に通用するかもしれないと感じた大会で、すごく印象に残っています」と語った。

一方の木原は、今年2月のミラノ・コルティナ五輪を挙げた。「個人戦のショートまではプラン通りだったが、本番でミスが出て気持ちも崩れた」としながらも、「そこから多くの方に支えられてフリーを滑ることができた」と回顧。「どちらかといえば自分が引っ張るタイプだが、あの時は璃来ちゃんが引っ張ってくれた。これが7年間の積み重ねなんだと感じた」と、大会中の心境を明かした。

引退発表後の17日には、都内の赤坂御苑で行われた園遊会に出席。秋篠宮家の佳子さまからは「『ハレルヤ』のプログラムがとってもすてきだなと思っていました」と打ち明けられる場面もあった。2020-22年に2季にわたってショートプログラム(SP)で使用し、7位入賞した22年北京五輪でも舞った演目。三浦は「『ハレルヤ』は世界を目指せると思ったシーズンのプログラム。私たちの中でも印象が強い」と喜んでいた。

ミラノ五輪ではSP5位からフリーで6・90点差を大逆転し、日本ペア初の金メダルを獲得。日本フィギュア界では女子で06年の荒川静香、男子で14年と18年を連覇した羽生結弦に続く偉業となった。

3月の世界選手権を欠場し、今月17日にSNSで引退を表明。「やり切ったという気持ちでいっぱいで、悔いはありません。これまでの全てが誇りであり、大切な財産です」などと連名でつづっていた。

25日には東京・日本橋で開催された冬季五輪・パラリンピックの日本選手団による「応援感謝パレード」に参加。イベント後、今後はプロスケーターとして活動すると明言していた。