卓球世界選手権団体戦でともに銀メダルを獲得した男女日本代表が12日、開催地のロンドンから帰国し、都内で会見を開いた。6大会連続銀となった女子の中澤鋭監督は「金メダルは取れなかったけど、選手たちは全力で戦った。苦しい場面でも自分らしくプレーできた。私は誇りに思います。今後は技術面、戦術面の精度を高めていって、金メダルを取れるように頑張りたいです」と振り返った。
6連覇中だった中国との決勝では、張本美和(17=木下グループ)、早田ひな(25=日本生命)を2試合、橋本帆乃香(27=デンソー)を1試合起用。張本、橋本がそれぞれ1勝を挙げたものの、2-3で及ばなかった。この日、カットマンの橋本を2試合起用する可能性について問われると「なかったです」と否定した。
理由は中国が第3試合で登場した蒯曼との相性。早田は蒯に対し、2月のシンガポールスマッシュこそ3-2で勝利しているが、それまでは25年10月から3連敗を喫していた。一方の橋本は25年8月まで外国人選手に41連勝を記録。蒯に対しても2戦2勝を収めており、それぞれ4-1、4-0と大差で勝利していた。
指揮官は中国が3番で蒯を起用する可能性が高いと見立てた上で、これまでの対戦成績を考慮。「過去の勝率を見ると、3番目(蒯)への勝率が高い。3番を取るのは、チームにとってはすごく大事。必ず取ろうと考えました。早田選手を3番で起用すると、これまで蒯曼選手との勝率が低いので」と説明した。
2試合に起用した早田については、精神的支柱の意味合いもあったという。「早田選手は2点落としたけれど、五輪が終わってからケガをする中、練習で新しいことに取り組んできた。早田選手の戦う姿勢はチームに必要じゃないかなと。早田の役割はチームのメンタルにとって大事な選手だった」と信頼を口にした。