<卓球:アジア選手権国内選考会>◇27日◇最終日◇埼玉・所沢市民体育館◇女子準決勝
24年パリオリンピック(五輪)銅メダルの早田ひな(25=日本生命)が準決勝で敗れた。同じ所属先の赤江夏星(21=日本生命)に0-3(9-11、8-11、7-11)でストレート負け。今大会でのアジア選手権(10月、ウズベキスタン)の出場権獲得はならなかった。
2日連続で涙を浮かべながら「なかなかいつも通りにいかなかった。いつも通りにできないから負けた」と受け止めた。
早田は今月上旬の世界選手権団体戦で6大会連続の銀メダルを獲得。ただ、中国との決勝で2試合ともストレート負けを喫したこともあり、26日の試合後は「決勝での2点負けは卓球人生の中でも引きずっている」「自分でもここまで追い込まれたことはない」と涙ながらに話していた。
この日は準々決勝こそ突破したものの、準決勝で苦杯。直後の取材では涙を流した。「優勝を狙っていたので悔しい気持ちが大きい」と吐露しつつ「うまくいかない時はこうなるんだ、と受け入れられただけでも、今大会は成長かなと思います」と前を向く姿勢も強調。「ここで逃げては意味がない」と繰り返し「これまで気持ちは強い方だったので、こういう自分と巡り会うことはなかった。ちゃんと乗り越えられる力をつけられるよう、これからの期間を大事にしたい」と決意をにじませた。
今後は6月9日開幕のWTTコンテンダー・ザグレブ(クロアチア)が控える。「休みたい気持ちはあまりない。どんな気持ちでも、どんな状態でも、最終的に勝てばいい世界、勝たなきゃいけない世界。これを引きずっていても何の意味もない。もちろん頭を整理するという意味で休養も大事かもしれませんが、どちらかというと、この負けをしっかり振り返って、ちゃんとつなげられるようにしたい。そこまで(次戦まで)には心と向き合っていきたい」と思いを込めた。
同日の決勝では長崎美柚(木下グループ)が優勝を収め、アジア選手権代表に内定した。
◆アジア選手権への道 10月にウズベキスタンで開催。シングルス代表は最大5枠。今回の国内選考会で長崎美柚が内定。張本美和はすでに内定済み。最終エントリー14日前の週の世界ランクなども選考項目となっており、最新のランキングで日本勢3番手となる12位の早田は代表入りが有力とみられる。