【競泳】2月の腰手術から復活!谷口卓が派遣標準記録突破し優勝「奇跡に近い」50m平泳ぎ 

第102回日本選手権水泳競技大会 第2日 男子50メートル平泳ぎで力泳する谷口卓(撮影・河田真司)

<競泳:日本選手権>◇第2日◇5日◇東京アクアティクスセンター◇男子50メートル平泳ぎ決勝

24年パリ五輪代表の谷口卓(24=MEIGI)が26秒84で2大会ぶり2度目の優勝を決めた。8月のパンパシフィック選手権(米国)の派遣標準記録を0秒05上回り、代表入りの権利を手にした。「この場に立てていること自体がほんと奇跡に近い。奇跡を実現させてもらうために、周りの方にすごいサポートしてもらったので、まずは感謝したい」と喜んだ。

2月に腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアの手術を受けた。20年にも受けており再発。歩行困難になる痛みだった。約3週間は泳げず、3月の日本選手権を欠場。9月のアジア大会(東京)の代表選考がかかっていたが、逃した。「こういう時に腐る人間にはなりたくない」と奮起。「人生で初めて」という1500メートル平泳ぎも敢行し「めちゃくちゃきつかった」と、復帰に向けて取り組んだ。

高校時代に不整脈による心臓の手術を2度受けた経験がある不屈のスイマー。手術を乗り越えて帰って来た日本選手権の舞台は「ほんと楽しかった」と笑顔だった。【保坂果那】