【競泳】35歳鈴木聡美100m平泳ぎV3 上半身強化でパワーアップ「日本記録も狙えてくる」

第102回日本選手権水泳競技大会 第2日 女子100メートル平泳ぎ 写真に納まる、左から2位の石川真菜、優勝の鈴木聡美、3位の小畠優々美(撮影・河田真司)

<競泳:日本選手権>◇第2日◇5日◇東京アクアティクスセンター◇女子100メートル平泳ぎ決勝

12年ロンドン五輪銀メダリストの鈴木聡美(35=ミキハウス)が1分5秒87で3連覇を達成した。2位とは2秒19差の圧勝。今季の照準は8月のパンパシフィック選手権(米国)や9月のアジア大会(東京)に合わせており、今大会の位置づけは「現状把握」だった。現在は強化期間。それでも自己ベスト(1分5秒53)に迫る好パフォーマンスを見せた。「しっかりと5秒台が出せたので満足」とうなずいた。

上半身を集中して強化した成果が出た。それまで2、3日に1度だったプル(腕だけで泳ぐ)に特化したメニューを毎日取り入れた。持ち味のキック力にパワーも加わり「今やっているトレーニングは間違いじゃないんだっていう安心感を得られた」と手応えを感じた。

さらにタイムを伸ばせる自信がある。「上半身を鍛えた分をさらに引き上げるようなキックの出力、押し出す力があれば、5秒台の前半や日本記録(1分5秒19)も狙えてくる。積極的に逃げることなく練習を頑張っていきたい」と力を込めた。

入場時に両手で自身の名前のイニシャルの「S」の字のポーズを披露したベテランは、まだまだ成長していく。【保坂果那】