10日に中国・臨沂などで開幕するバレーボール男子のネーションズリーグ(VNL)第1週に向け、日本代表メンバーが7日、羽田空港から出発した。
主将の石川祐希(30)が出国前に取材に応じ、「チームの状態は非常にいい。練習もいい質でできていた」と手応えを語った。リーグを終えた選手たちが順次合流したため準備期間は限られていたが、「それでも練習を重ねて準備はできている」と自信をのぞかせた。
今季の最大目標は、優勝すれば28年ロサンゼルス五輪(オリンピック)の出場権を獲得できる9月のアジア選手権(福岡)。石川は「アジア選手権が一番大事。そこに向けた大会にしたい」と強調。VNLについては「表彰台に立つ経験は重要」としながらも、「優勝にこだわる必要はない。内容にこだわってやっていきたい」と位置付けを語った。
昨季は休養していた得点源の西田有志や高橋健太郎ら主力も代表に復帰。「変化というより、いい雰囲気が戻ったという感覚」と説明した。練習中には選手同士で積極的に意見を交わし、「監督からだけでなく、選手同士で話し合いながらプレーできている。経験のある選手が増えると、そういう会話も増えてくる」と成熟したチームの姿を明かした。
自身のコンディションも上向いている。今年2月に内側部の捻挫性損傷を負った右ひざには依然として不安を抱えるものの、「イタリアにいる時よりも今の方がコンディションはいい。痛みが出る回数も減ってきている」と説明。「パフォーマンスも高く出せると思う」と前向きに話した。
また、来季からトルコ1部ジラート・バンクへ移籍することが発表されたばかり。「発表されたので、うれしい思いと安心している思いがある。より日本代表にフォーカスしたい」と語り、まずは目前に迫った代表シーズンへ集中する姿勢を示した。
世界ランキング7位の日本は、日本時間10日午後9時から初戦でウクライナ(同18位)と対戦する。