<競泳:日本選手権>◇最終日◇7日◇東京アクアティクスセンター◇女子50メートル平泳ぎ決勝
女子50メートル平泳ぎで日本記録保持者の鈴木聡美(35=ミキハウス)が30秒39で優勝し、3冠を達成した。全種目通じて女子で史上初の9連覇を成し遂げた。28年ロサンゼルス五輪で追加される種目で勝ち続け、男子背泳ぎの入江陵介さんが記録した歴代最多10連覇に王手をかけた。
◇ ◇ ◇
タフネス鈴木が1着でゴールし、女子で前人未到の9連覇に輝いた。今大会100、200メートルに続く3冠を達成した。連覇は9も優勝は13度目。長年活躍するのが難しい競技で、しかも女子での偉業。「よくよく考えたら、私すごいことやってるんだなって数字を見るとびっくりするけど、頑張っているがゆえの結果」と胸を張った。
ロサンゼルス五輪では平泳ぎで個人3種目での出場を目指す。50メートルの追加を「とても楽しみ」と歓迎する。一方で同種目の予選は27年W杯3大会が選考の対象になる見込みで「レベルの高さも気になる。より洗練されたスピード感とかパワーが必要になってくる」と冷静だ。
苦手なプル(腕だけで泳ぐ)練習に取り組み、上半身を強化してパワーアップした泳ぎで頂点に立った。まだまだ女王の座を譲るつもりはない。「ここまで来たら2ケタをどんどん狙っていきたい」と、歴代最多10連覇を見据えた。8月のパンパシフィック選手権(米国)に向けても手応えと自信を得る大会となった。【保坂果那】