<カーリング:日本選手権>◇第2日◇8日◇男子1次リーグ◇横浜BUNTAI
昨年覇者のSC軽井沢クが初戦に臨み、キットカーリングに8-7で白星発進した。第9エンド(E)に3点を失い、1点ビハインドで第10Eを迎えた。有利な後攻で2点を獲得し、逆転勝利した。スキップ山口剛史(41)は「過去一番と思えるぐらい氷は難しかった。こういうの(氷の状況)を読んでいかないと世界では勝っていけないと思うと、すごくいい経験ができる場」と前向きだ。
外気温と湿気の影響を受け、氷上に霜が付着。前日7日に初戦を終えた女子のSC軽井沢クからアイスの情報を共有して臨んだ。「時間が経つと、使っていない(シートの)部分が滑らなくなる。感覚で言うとテークアウトをはじき出すような速度で(石を)投げないとドローでも届かないぐらい変わってくる」と山口。氷の変化に対応するのが攻略の鍵となる。
昨年の日本選手権で優勝し、ミラノ・コルティナに向けた日本代表決定戦を制し、世界最終予選に出場。だが五輪切符を獲得できなかった。
4年後の30年フランス・アルプス五輪への挑戦が始まった。3月の世界選手権に出場しているSC軽井沢クは、すでに代表候補条件を一つ満たしている。4年間の日本選手権で勝ち続ければ、日本代表決定戦を行わず、代表に決まる可能性が高まる。山口も選考を意識。「そこをやりたい。次のオリンピックは出るって目標じゃなくて、オリンピックで勝ちにいくっていうのが目標。自分たちがストレートに代表を決めるっていうのが大きい目標。今回も勝つことはすごく意味があること」と連覇を見据えている。【保坂果那】